セレナC27の乗り心地やパワートレイン別の特徴とはなにか。評価レビューも紹介【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
掲載 更新 carview!
セレナは、1991年に日産のミニバンとして発売されました。販売台数が3年連続1位になったこともあるほど、ミニバンの中でも人気を博しています。室内空間の広さや普段使いでも乗りやすいファミリーカーで、長く愛されている車です。
セレナを購入する際、乗り心地や安全面、走行性能などが気になる方もいるのではないでしょうか。この記事では、セレナC27の乗り心地、スペックについてご紹介しますので参考にしてください。
目次
セレナは1991年から発売され、現行5代目となった現在でも人気の高いミニバンです。世代ごとに乗り心地が向上し、乗降のしやすさなどの利便性も高くなっているため、ファミリー層から人気があります。
セレナがどのような車なのか、気になる方もいるのではないでしょうか。この項目では、セレナのスペックをご紹介しますので参考にしてください。
セレナは初代からファミリー層に需要があり、国内でも人気の高いミニバンです。
1991年6月に商用車バンのバネットの後継車として、セミキャブオーバー式のC23型「バネットセレナ」が発売されました。1991年6月の初代から始まり、2016年8月に現行5代目であるC27型が発売されています。
これまでに、空気抵抗を軽減し燃費を向上させるエアロパーツ装着車や両側リモコンオートスライドドア機構などの追加で、利便性や乗り心地が格段に向上している点が魅力です。
現行セレナには2種類のパワートレインがあることや、それぞれ排気量、駆動方式が異なるという特徴があります。e-POWERは排気量が1,198Lで、発電用のガソリンエンジンが搭載され100%モーター走行が可能です。
S-HYBRIDは排気量が1,997Lで、減速時のエネルギーを電気に変え、アイドリングストップやエアコンなどの電気系統に使用できます。駆動方式は、S-HYBRIDのみに4WD車が採用され、e-POWERには4WDの設定はありません。
また、ハイウェイスターはエアロ仕様車です。そのため、全長と全幅が大きく他のグレードが5ナンバーである中、ハイウェイスターのみ3ナンバーとなります。
セレナC27型のパワートレインには、S-HYBRIDとe-POWERがあります。パワートレインの違いによる特徴や乗り心地について気になる方もいるでしょう。どちらも魅力があるため、自身に適したほうを選択することが大切です。
この項目では、パワートレイン別に特徴と乗り心地をご紹介しますので参考にしてください。
S-HYBRIDは「スマートシンプルハイブリッド」という意味です。モーターやバッテリーを軽量化しているため、車内空間が広くなり燃費も向上しています。減速時に蓄えたバッテリーの電気を使用し長時間のアイドリングストップが可能です。
また、バッテリーに蓄えられた電気をモーターに使用し、加速をアシストしてくれます。そのため普段通りの運転を行うだけでエコドライブができ、低燃費を実現できる点が魅力です。S-HYBRID仕様車の燃費は、以下の表を参考にしてください。
【グレード:X・XV・ハイウェイスターV】
燃費(WLTCモード):11.8km/L~13.2km/L
e-POWER仕様車はモーターが主な動力となるため、ミニバンの中でもハイレベルの低燃費性能を誇っています。電気自動車のような滑らかな走りで、速度に応じてエンジンの回転が制御されるため、エンジン音が気になりません。
また、e-POWER仕様車は発進と減速をアクセルペダルのみで行える「ワンペダルドライブ」機能が採用されている点が特徴です。踏み替えの手間がかからないため、運転時の疲労軽減に繋がります。e-POWERの燃費は、以下のとおりです。
【グレード:XV・ハイウェイスター・ハイウェイスターG】
燃費(WLTCモード):17.2km/L~18.0km/L
セレナC27は、安全性能が高い点や走行時の乗り心地も人気のひとつです。先代モデルと比べ、安全性能や走行性能も格段に向上されています。e-POWERとS-HYBRIDでは、アクセルワークに多少の違いがある点も特徴です。
この項目では、安全性能や走行時の乗り心地についてご紹介しますので参考にしてください。
セレナはファミリーカーとして、安全性能の面でも人気が高い車です。前方だけではなく、死角になりやすい後方や後ろの側面などの接近車も感知する機能である「360度セーフティアシスト」が標準装備されています。
また、セレナでは「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」が、全グレードに標準装備されている点も特徴です。マルチセンシングカメラがフロント上部に搭載され、前方の歩行者・先行車を検知するため安心して運転ができるでしょう。
衝突の危険が高い場合に、ブザー音とディスプレイでの表示でお知らせをし、自動ブレーキが作動する機能です。
アクセルを緩めると減速できる「e-POWER Drive」も搭載されており、既存の3モードに加え、チャージモード・マナーモードが新たに追加されています。
セレナはリアサスペンションにマルチリンク式を採用しており、乗り心地に配慮した設計がされています。価格の高い車種に採用される傾向のあるサスペンションでありながら、ミニバンとして安価とも言える価格帯で採用している点が魅力です。
また、ゾーンボディと呼ばれる高強度材を使用したフレーム構造の採用により、ボディの歪みが生じにくくなっています。タイヤには60%~65%の高扁平タイヤを採用しており、クッション性があるため路面の凹凸の影響を受けにくく快適であると言えるでしょう。
セレナC27のシートの乗り心地が、どのようなものなのか気になる方もいるのではないでしょうか。セレナには7人乗りと8人乗りがあり、それぞれ採用されている2列目シートが異なります。
この項目では、シートの違いや乗り心地、シートアレンジ、長所と短所を口コミを交えてご紹介しますので参考にしてください。
セレナは7人乗りと8人乗りがあり、パワートレインにより乗車人数が異なります。e-POWERには、モーターに使用している変圧器が運転席と助手席の間にあるため、7人乗りしかありません。
7人乗りのメリットは、2列目シートにキャプテンシートが採用され独立したシートで肘掛けが取り付けられていることや、3列目への移動が楽にできるという点です。
一方で、8人乗りでは最大乗員数が多いというメリットがあります。2列目がベンチシートであるため、後部座席を全て倒すとフラットになるという点も魅力です。車中泊ができるスペースも確保でき、普段使いからアウトドアなど、さまざまなシーンでの室内空間の使い勝手に優れた車です。
セレナは、標準仕様車とハイウェイスターでシート素材や選択できるインテリアカラーが異なります。標準仕様車は織物とトリコットのコンビシートが採用され、シンプルな雰囲気を演出してくれるでしょう。
ハイウェイスターには、ジャガード織とトリコットのコンビシートが採用されています。生地の質感が異なるため、躍動感のある雰囲気が魅力です。また、インテリアカラーは標準仕様車がブラック・グレージュ、ハイウェイスターではブラック・グレー&ブラックから選択できます。
セレナの3列目シートは座面が広く厚みのあるクッションで、ヒップポイントが高く設計されている点が特徴です。そのため、後部座席に座っても快適にドライブを楽しめるでしょう。
セレナC27はシートアレンジが豊富で、12通りもの異なるアレンジが可能です。e-POWER以外では、1列目にスマートマルチセンターシートを移動させることで、2列目から3列目までウォークスルーにすることができます。
その他にも、3列ゆったりモードや自転車載せモード、スーパーカーゴモード、ベビーケアーモードなどがある点が特徴です。セレナの広い室内空間を生かし、多くの荷物や乗車人数などのシーンに合わせて自由にアレンジできます。
フルフラットにもなるため、アウトドアなどで車中泊も可能です。
セレナC27のシートは2列目シートのスライド域が大きく、左右席ともに横にもスライド可能です。また、Bピラーが後ろ寄りに下げられているため、パワースライドドアの開閉幅が広くなっています。
地上高が高く設計されているため、視界が良好で運転しやすいという点も特徴のひとつです。他社の車と比較するとフロア位置が多少高いという欠点があります。しかし、スライドドアのサイドステップが用意されているため、気になるほどの欠点ではありません。
みんカラに寄せられたセレナオーナーの口コミには『ビシッと締まっているが不快にならないギリギリのダンピング具合。斜めに段差を超えた時の揺さぶりが前車プレマシーより少ないのに驚き。』と、揺れの吸収が良く乗り心地が良いという評価が多くあります。
反対にマイナスの口コミもあり、荷室に関しては『荷室がもう少し大きかったら良いのに。畳んだ、3列目のシートが邪魔』と、跳ね上げた際の3列目の状況と荷室での不満の口コミがありました。
また、乗り心地に関して『ちょっと柔らかすぎる』など、シートクッションが柔らかすぎるという口コミもあります。実際に乗り続けていないと分からない欠点もあるようです。
セレナの乗り心地は、実際に運転してみなくては分かりません。乗り心地を知りたい場合は、実際に購入して運転している方の口コミを参考にするという方法もあります。
この項目では、carview!に寄せられたセレナオーナーの口コミと、新車価格・中古車価格をご紹介しますので参考にしてください。
セレナC27 S-HYBRIDを購入した方の口コミでは『扱いやすいサイズにも関わらず8人乗りのスペースを確保。普段の街乗り、家族での旅行など活躍の場は幅広く楽しめる所が気に入っています。』と、さまざまなシーンで活躍できるという点で評価が高くなっています。
また『セーフティパッケージ、スポーツスペックは、メーカーオプションは寒冷地仕様しか選ぶものがなくて、最初から全部付いてくるので、価格的にそんなに無茶苦茶高いわけでもないと思います。ハーフドアが本当に最高です』という口コミもありました。
安全機能などの運転に必要なものは揃っているため、価格的にも高すぎない車だという点も魅力のようです。
(2022年11月現在の情報です)
セレナC27 e-POWERには『動力性能、安全機能、運転補助機能、便利機能、居住性などなどどれも高いレベルで、今時の最先端な車に乗ってる気分です。』と、全体的に優れた車であるという口コミがあります。
また『発電機の1.2リッターエンジン搭載100%モーター走行が楽しめるミニバンなので満足しています。』や『e-POWERドライブ(ワンペダル)アクセル操作のみで走行できるのは疲労軽減につながります』と、e-POWERならではの走りを楽しんでいる方もいるようです。
新車価格:358万2,700円~391万1,600円
中古車価格:91.8万円~430万円(S-HYBRID・e-POWER)
(2022年11月現在の情報です)
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
まだ装着してないの? 「雪降り始めたよ?」 覚えておきたい「冬タイヤ」の違い! イマ「履くべきタイヤ」とは
マジで「その要求」は無理っす……レンタカー店スタッフが実際に遭遇した迷惑客3選
われわれが楽しくモノづくりをすることで良い製品ができ、使う人の生活に楽しみと豊かさを提供できると思っています【株式会社 昭和トラスト 取締役 副社長 飯岡智恵子氏:TOP interview】
2025最新版《アルファード&ヴェルファイア》ズバリ! “買い”のポイント
ヴィンテージ・デニムの風合いで個性をアピール!日産の人気6モデルに特別仕様「ビームスエディション」が誕生
ホンダ『プレリュード』、米国でも25年ぶりに復活へ…次世代ハイブリッド車として2025年投入
「えっ…!」この道「ウインカー」出す? 出さない? 真っ直ぐも行ける「道なりカーブ」どうする!? 「正解」の曲がり方とは
ベン・キーティングがWEC復帰、小泉洋史は外れる。コルベットZ06 GT3.Rのラインアップ確定
パイセンに続け!! 将来はトヨタで[WRC]のシートを掴むかもしれないラリードライバーの卵
ヒョンデの新型EV『インスター』、東京オートサロン2025で日本初公開へ
クルマのホーンボタンには「ラッパのマーク」がないと違反! なんと「有名薬のラッパのマーク」を切り貼りしても「手書き」でもOKってマジか!!
ブランドイメージ構築に課題? レクサスLBX 長期テスト(5) モデルの強みはNXと共通
【発売秒読み!?】マツダ、2.0Lチューンドエンジン×幌の高性能「ロードスター」市販予定仕様を公開【TAS25】
【ライバルもビックリの強烈さ】スズキ新型「ソリオ」公開! 「フロンクス」のクールなカスタム仕様も【TAS25】
【無敵の布陣完成】トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」一部改良。廉価版・PHEV・最上級4人乗り一挙追加…510万円から
【2025年もシークレットあるかも?】スバルがオートサロン出展概要発表 新色のBRZなど展示
【まるでドラマ】鴻海をけん制し、株価をV字回復させ、日産とホンダの統合を進める経産省の凄腕ぶり
【究極系ノートオーラ】デザインも中身も本気な「オーテック・スポーツスペック」登場。NISMOとの違いは?
【色褪せない美しさ】レクサス「LC」改良。剛性アップで走りが深化、内装もゴージャスに…1405万円から
いつまで待たせる? レクサス「GX」北米25年仕様の登場で日本発売の期待高まる。気になる価格は?
トヨタ「ミライ」改良 黒のアクセントがキマってる10周年特別仕様車を新設定&グレード構成変更など
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!