【軽なのに300万円超え…なぜ売れる？】デリカミニ上級グレードが「普通車ユーザー」に刺さる本当の理由

三菱 デリカミニ

先代からの乗り換え時期と高い残価が販売の追い風に

先代デリカミニからの乗り換えユーザーが一定数いることも、販売を支える要因とみられます。

わずか約2年半でのフルモデルチェンジとなりましたが、初期ユーザーにとってはちょうど初回車検を意識し始める時期と重なり、「このタイミングで新型に乗り換える」という選択肢が生まれています。

また、デリカミニは軽自動車の中でも残価設定率が高いとされ、リセールバリューの面でも安心感があることから、思い切って購入に踏み切りやすい面もあるようです。

本来の軽自動車像としてはシンプルで手頃なモデルが主流ともいえますが、多くの軽をそろえない三菱が自社の強みを生かして提案したのが、悪路走破性と装備を重視したデリカミニです。

結果として、高価格帯でありながらも市場に受け入れられていることがうかがえます。

（終わり）

（写真：三菱、スズキ）