【悩ましい】車は「定期的に買い替える」べきか「乗りつぶす」べきか。それぞれのメリット・デメリットは？

アルファード

乗りつぶしはやはり維持費が負担に

クルマを乗りつぶすまで使うという選択には、長期的に見た際のコスト面でのメリットがあります。

たとえば、1台のクルマを10年から15年と長く乗り続けることで、購入時にかかった初期費用を年数で割った際の年間コストが低く抑えられる点は大きな利点です。

とくに、ローンの返済が完了したあとは、必要となる支出が税金や保険料、燃料代、メンテナンス費用などの維持費のみに限定されるため、家計への負担も軽減される傾向にあります。

さらに、長年乗り続けることでその車への愛着が深まり、好みに合わせたカスタムやメンテナンスを行いながらカーライフを楽しむことができる魅力もあります。自分だけのスタイルに仕上げられる点を重視するユーザーにとっては、大きな満足感を得られる要素となるでしょう。

ただし、長く乗ることにはリスクも伴います。

経年劣化によりエンジンやサスペンション、電装部品などの不具合が発生しやすくなり、修理費や部品交換費用が思わぬ出費となる場合もあります。

また、自動車重量税は13年を超えると増税され、18年を超えるとさらに高くなる仕組みとなっています。

年数を経た車両は車検時の整備内容が増える傾向にあり、全体としての維持管理コストがかさんでくる可能性もあるため、そうした点を踏まえて判断することが重要です。