FRはいつまで続くのか? レクサス「GS300“Fスポーツ”」に乗って思いにふける
掲載 更新 carview! 写真:望月 浩彦
掲載 更新 carview! 写真:望月 浩彦
現行のレクサス「GS300“Fスポーツ”」に編集が乗りました。まず「GS」の歴史を簡単に紐解きます。初代はまだ日本で展開前だったレクサスブランドのフラッグシップ「LS」に次ぐモデルとして1993年に登場。ジウジアーロデザインのボディを持ち、国内では「アリスト」として発売されていました。
1998年に2代目となり、3代目はレクサスブランドが日本に上陸した2005年に登場。日本でのレクサスモデル第1弾として、ソアラのレクサス版「SC」と同時デビューしました。国内では「アリスト」の名前がこのときに消滅し、「GS」として続くことになります。
そして現行となる4代目の登場は2012年。このときレクサスが大きなデザイン方針の転換を行います。レクサスのクルマということがひと目でわかるスピンドルグリルの導入です。その第1弾が「GS」となりました。また大きく変更されたのはエクステリアだけではなく、水平基調にまとめられたインパネを中心としたインテリアなど以降のモデルにも採用され、レクサスの新しい出発を象徴するモデルとなりました。
そんな現行モデルの中から、2.0L 4気筒ターボの「GS300“Fスポーツ”」を借り出し、都内を中心に首都高などを編集が乗りました。モダンにまとめられて落ち着いた印象のインテリアはシートに座り込んだ時にオーナーの所有感をくすぐりそうです。乗り味は全体的に穏やかでステアリングインフォメーションはダルめ。もしスポーティーなイメージをもって乗ったとすると裏切られるかも…、なんて思っていたらドライブモードセレクトを発見。セレクターを回して「SPORT S」にしてみれば、クルマ全体の動きがシャッキリして、さらにステアリングインフォメーションも感じられるよう変化。車格のわりにやや弱いと感じていた加速感も良くなり、スポーティーセダンとして楽しむことができました。
とは言いつつも流石にデビューから6年。乗り味は穏やかと言いつつも細かな振動はよく拾うし大きな振動はガツンと入ってくるし、クルマ全体の反応に少し古さを感じることは否めません。今年10月に同じミドルセダンカテゴリに前輪駆動「ES」が投入され、まだ試乗ができていないので実際のところはわかりませんが、最新の設計思想「TNGA」を採用されていることから乗り味は間違いなく最新のものになっているわけで、さらにFFの長所である室内の広さを自慢にしており、そうなると同じ場所にいてFRである「GS」は果たして今後どうなっていくのか気になるところ。
レクサスによれば「継続する」とのこと。とはいうものの、そろそろモデルチェンジしてもいいはずの「GS」。継続とは一体どう継続なのか? そこまではわかりませんでしたが、もし新型が出ないとすると先日ご紹介したマークX然り、FRがまた一つ消えていくということになります。そういえば、マークII3兄弟などがめちゃくちゃ売れていた時代があったなぁなんて懐かしんだりしてしまった「GS300“Fスポーツ”」の試乗なのでありました。
次のページ>>スペック
※スペックに間違いがありました。お詫びして訂正いたします。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
[車検]費用が増える? 2024年10月より車検での[OBD検査]を本格運用へ
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
ラリージャパン2024“前夜祭”が豊田市駅前で開催。勝田貴元らが参加のサイン会とパレードランが大盛況
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
【アルファード/ヴェルファイアはイヤ!】そんな人の選択肢になるかもしれない高級ミニバン「Vクラス」はどんなクルマなのか?
新たな仲間募集、JAFの給水素+給電カー、新型GR86の方向性…S耐最終戦で見えたトヨタと水素の現在地
【SUVだらけでお腹いっぱい】世間に流されず自分らしい車を探し出すための、愛車の「因数分解術」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!