車の法定点検はいつ受けるの？必要性やかかる費用を見てみよう【購入ガイド】

車の法定点検は受けなくても罰則はないのか

法定点検の実施は法律で義務付けられています。法定点検を受けていないと走行の安全性が損なわれる恐れもあるため、法定点検は重要です。

しかし車を運転する人の中には、法定点検を受けていない人も多くいます。義務であるにもかかわらず、なぜ法定点検を受けていない人が多くいるのでしょうか。

ここからは法定点検の義務や罰則についてご説明します。

法定点検は法律で定められている

道路運送車両法第47条と第48条において、車の所有者は定められた時期に点検をし、車の保安基準を保てるよう適切な整備の実施が義務付けられています。たとえば普通自動車や軽自動車なら、12か月と24か月のタイミングで法定点検を受けなくてはなりません。

しかし法定点検は車検とは違い実施しなくても罰則がないため、義務だと知らない人も多いのが事実です。また、車検とセットで受けるケースが多く、24か月点検しか受けていない方もいます。

法定点検は事故やトラブルを防ぐためにも重要です。なるべく定められた期間にすべて受けるようにしましょう。

車検は罰則の対象となっている

実は車検切れそのものには特に罰則はありません。ただし、車検切れの車で行動を走った場合には罰則が科されるため注意が必要です。

具体的には、違反点数6点と30日間の免許停止が行政処分として、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が刑事処分としてそれぞれ科されます。前歴がある場合はさらに罰則は重くなり、免許取消になる可能性もゼロではありません。また、車検切れの車で事故などを起こした場合、保険が適用されない恐れもあります。