新型A6アバントが登場。アウディにとってセダンよりも重要なモデル
掲載 更新 carview! 文:竹花 寿実/写真:Kimura Office
掲載 更新 carview! 文:竹花 寿実/写真:Kimura Office
注目のエクステリアは、これまで以上に上質で洗練されたアピアランスを目指してデザインされている。エクステリア・デザインを担当したパリス・シブルスキー氏は、「ステーションワゴンとしての実用性はもちろん大事だが、それ以上にプレミアムDセグメントのステーションワゴンとして、スタイリッシュである事が重要です」と語った。
具体的には、ルーフ高を後方まで維持しながら、リアウインドーを先代モデル以上に寝かせて、まるでクーペの様なスポーティネスとエレガンスを感じさせるリアビューを実現した。また力強く張り出したブリスターフェンダーやロープロファイルなDピラー、スマートなルーフエンド・スポイラーなども、スポーティなルックスに大きく寄与している事は間違いない。
ちなみにリアドアは、上部は専用デザインだが下部はセダンと共通である。またリアコンビランプもセダンと同一だが、アバント独自のキャラクターは全く霞んでいない。それもそのはず、シブルスキー氏によれば、新型A6のデザインは、まずアバントを固めてからセダンを調整したのだそうだ。
また、LEDヘッドライトが標準装備で、スマート・マトリックスLEDヘッドライトも用意される。また、LEDデイライトは、電源オン時に複雑なアニメーションを展開する凝った作りとなっている。今回用意された車両は、内外装をスポーティなスタイリングに仕立てた55TFSIクワトロのSラインで、21インチの大径アルミホイールを装着していたが、新型は17~21インチが用意され、先代(16~20インチ)より下半身のしっかり感が増した。
ラゲッジは、通常時が565リッター、40:20:40の分割可倒式リアシートを倒せば、最大で1680リッターに拡大する。電磁スイッチによるフォールディング機能はオプションとなる。フロアは幅1050mm、奥行き最大1900mmと余裕たっぷりだ。また凹凸のないスッキリとした開口部を実現したテールゲートは、電動開閉機能が全車標準で備わり、センサーコントロールも選択可能となっている。
着実な進化を遂げたニューA6アバントは、上質でスタイリッシュなステーションワゴンとして文句ない仕上がりである。今回も世界中で人気を集めることだろう。なお、ニューA6アバントは、今秋にヨーロッパ市場を皮切りに各市場に導入される。日本市場にも2019年初頭あたりには導入される見通しだ。
※日本での発売等への記述は取材記者が海外試乗会で独自に入手した非公式の情報に基づいている場合があります。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
退任は本当だった… レッドブルF1技術責任者、エイドリアン・ニューウェイ氏 来年チーム離脱へ
「GRスープラ」で小林可夢偉と3名の若手ドライバーがノルドシュライフェ初挑戦! 初ニュルの感想を現地で聞いてきました
富士で好調シビック、追い上げもイケる!? ARTA佐藤蓮「ストレートで4~5キロ早そう。レースに向けてポジティブ」
元王者イングラムが逆襲の連勝発進、トヨタのモファットもリバースから開幕勝利/BTCC開幕戦
【勢いの鈍るBEVモデル】 それでもステランティスが盤石な理由とは? EV拡販のスタンスを聞く
ペレス、レッドブル離脱のニューウェイは「どのチームでもすぐに良い影響を及ぼすはず」
アルファロメオ、主力『ジュリア/ステルヴィオ』に各41台の限定車“ヴェローチェ・スペリオーレ”を導入
ヤマハ製エンジン搭載! 先進燃料仕様の新型「ド迫力4輪車」! めちゃ“楽しそう”な「ROV」今後の展開は?
国交省が6月からのトラックの標準運賃8%アップを提言……も法的拘束力なし! それでも苦しいトラックドライバーの救いとなるのか?
ドライバーが叫ぶ、悩む。スーパーGTの戦いの裏側を追うドキュメント動画『フォーメーションラップ』が2024年も登場
記念すべきシビック初PPはAstemo塚越/太田組! ニューマシンは富士スピードウェイで“死角なし”か「全域で良いフィーリングがあった」
大型連休「行くと失敗する&意外と穴場」な高速道路5選 大渋滞で「行くと地獄を見る」方面はどこなのか
【セダン好き集合】北米新型「カムリ」本国価格発表 かっこよすぎ…日本でも売って欲しいぞ!
【実車を見てきた!】アウトドアなクラウン「ランドスケープ」新型展示イベントに登場!
【目からウロコ!】ランクル250が注文できなかった人へ、次の一手は何をするのがベスト?
【日本人は知らない】超高級車に超実用車! 成功が見えてきた新顔「アメリカンEV」の世界を紹介
【ついに乗ったぞ!】「ランクル250」オフロード試乗 プラドからの進化、300との違いを実感!
欧州高級ブランドより200万円は安そう! 夏発売「クラウンエステート」の絶妙な商品力に注目
高級ミニバン「LM」が苦戦!? “大本命”6人乗り1500万円“バージョンL”が5月に登場か
【ホットハッチは好きですか?】ポロGTI生誕25周年モデル登場 227台限定で486万円
史上最強のディフェンダー“オクタ”まもなく登場。V8搭載で2000万円級も初回220台は即完売か