【誰もが憧れた大スター】現在の感覚では800万円オーバーかも? 最強のスペシャルティクーペ 初代トヨタ「ソアラ」
掲載 carview! 文:koensha 11
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当時は、悪夢の排出ガス規制(日本版マスキー法)に対応する技術的な目途がようやくついたところだった。ターボ仕様のクルマがちらほら登場していたものの、真に走りの楽しさを語れるクルマは皆無だった。当然メルセデス・ベンツやBMWなどの欧米のクルマと質を語れるクルマも皆無だった。
だが、ソアラは違った。そのすべてが燦然と輝いていた。スタイリングも、パフォーマンスもすべてが国際レベル、日本の自動車技術を世界に示すショーピースといえた。
トヨタは初代ソアラの登場に合わせ、初めての国際試乗会を開催。ジャーナリストをドイツに招待した。
ソアラはアウトバーンで、当時ハイパフォーマンスカーの勲章だった200km/hの壁を軽々と突破。卓越したハイパフォーマンスを見せつけた。日本にもメルセデスやBMWと同じ土俵で語れるクルマが誕生したことを高らかに宣言したのだ。
CMのキャッチコピーは“未体験ゾーンへ”。まさにソアラは未体験の領域へと誘うクルマだった。
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