新型セレナ試乗。先代の完成度に迫れるか?
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:小林 俊樹
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単独で見る限り「んっ、新型?」と思えるほどフォルムは似ている。室内空間を広く取るべく採用したスクエア基調のデザインはそのまま踏襲されており、室内の開放感や運転のし易さを生み出す大きめのウインドウエリアも同じ。マイナーチェンジと勘違いしそうな進化だが、パッと見てセレナだとわかる特徴を引き継いだともいえる。
しかし新旧を並べれば高級感や存在感が向上して、デザインが洗練されていることに気が付くはずだ。ボディパネルにはエッジの効いたプレスラインが入り、鉄仮面風のグリルデザインも一新され、ノーマル、ハイウェイスターともに落ち着いた雰囲気と、存在感を高めることを両立している。特にハイウェイスターはデザインを大きく変えることなく、メッキ素材を適所に使ってやんちゃなイメージを抱かせずに力強さを生み出したと思う。個人的には、カッコ良さなら断然ハイウェイスターだ。
室内も高級感と開放感が飛躍的に向上した印象が強い。高級感のほうはインストルメントパネルのデザインとセンターコンソールのパネルに艶ありブラックパネルを使っている効果だろう。また、外から見た印象以上にウインドウが大きく感じられ、実際に室内空間が広がっているのと相まって、セレナの魅力である、どの席からも景色がよく見えて快適な移動を楽しめる要素も高まった。
また、コレであれば交差点などで歩行者が隠れるケースはほぼ無い、と思えるほどAピラー部の三角窓が大きくなっているのも魅力。あわせてボンネット角度が変更され、見切り性能が向上して運転がし易くなっている。特にここで注目すべきは、適正なシートポジションを取り易くなったこと。シートハイトアジャスターはもちろんのこと、ハンドルの前後調整(テレスコピック)機構がついたのが好印象。もう少し調整範囲が欲しいとは思うが、その機構がついたことで、先代モデル以上に体格に左右されず適正なポジションを合わせられる。結果として、三角窓からの視界が活かされるなど、設計通りの運転のし易さを感じることができるようになった。運転が苦手な方や狭い道を頻繁に走る方には、嬉しい進化だ。
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