新型セレナ試乗。先代の完成度に迫れるか?
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:小林 俊樹
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そしてセレナ好調の原動力でもある、高い実用性を誇るシートアレンジも健在。前席から2列目までスライドするスマートマルチセンターシートを使い、14通りものバリエーションを実現している。ミニバンならどのモデルでも持っている要素でしょ? と思う方もいるだろうが、そうではない。
モデルによっては7人乗りか8人乗りかを選んだ時点で、使い勝手がある程度制限されてしまうケースが多いのだ。だがセレナは、他のモデルでいう7人乗りと8人乗りのメリットを、スマートマルチセンターシートを移動させることで得られるのが最大の特徴。運転席と助手席の間にセンターシートを移動させれば、2列目はキャプテンシートとしてもベンチシートとしても使える。子どもや細身の方なら、2列目をベンチシートにしておけば、3列目へそのままエントリーすることも可能。前席から後席空間、さらには2列目から3列目へのウォークスルーも、スマートマルチセンターシートの調整次第で自在だ。子供の成長や生活環境の変化などに柔軟に対応する使い勝手がセレナの人気の秘密でもあるのだ。
とは言ってもデメリットが無いわけでもない。敢えて苦言を呈すなら、その多彩なシートアレンジの為に、全てのシート座面が若干小さく設計されているのが気になるところだ。ディーラーで座っただけでは気にならないだろうが、長距離での疲労度には差が出る部分。多彩なアレンジを持たせつつ、シート座面をいかにドッシリとしたものにするかが、セレナの今後の課題と言える。
一方、今回は3列目シートの使い勝手も向上している。ライバルのノアやヴォクシーのワンタッチ収納には敵わないが、先代セレナと比べれば、3列目シートの跳ね上げは格段に楽になった。さらに実際の使用状況で利便性の高い、ラゲッジスペース下の大きな床下収納も健在。OP設定されている、この床下収納用の取り外し可能な防水コンパートメントBOX(ラゲッジアンダーボックストレイ)もお勧めだ。濡れたものや汚れたものを気兼ねなく放り込める便利さは、一度使えば癖になるだろう。
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