インドネシアのモーターショー、日本メーカー頑張る
掲載 更新 carview! 文:大田中 秀一
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7シーターのブリオ、オデッセイにも注目
2013年9月のジャカルタ・ショーでワールドプレミアされたモビリオ(日本のモビリオではなく、ブリオを3列7シーター化したクルマ)がすごく売れている。モビリオの3列目には意外に座れるし、2列目シートが跳ね上げられるからアクセスもしやすい。このクラスの3列シート車にこの機能は結構重要だ。価格は1億6600万ルピア(約149万円)~2億500万ルピア(約184万円)。OTOMOTIF紙のカーオブザイヤーを受賞。
日本ではフィットがFIT3になったけど、こちらではまだ旧型が健在(現地名ジャズ)。年内に新型車が出ることはアナウンスされているが、まだまだ人気が高い。2億950万ルピア(約188万円)~2億5000万ルピア(約225万円)。
今回唯一のスポーツカー展示だったCRZ無限。みな興味津々なのだが、近づきがたい高値の華を見るように遠巻きに見ている人が多かった。5億1050万ルピア(約459万円)~5億2800万ルピア(約475万円)。
もう一つの3列7シーターは、日本からきたばかりのオデッセイ。約550万円~とやや高値の華だが、アルファード、エルグランドも徐々に買えるようになってきたのでこれから盛り上がるクラス。
日本のCMで「オデッセイが手に入れたものはなんだ?」とやっているようだが、手に入れたものはアジア市場だろう。昨年のクアラルンプール・ショーでさりげなくショーとしてワールドドプレミアされた時も評判だったし、アジアでは新型の方がはるかに受け入れられると思う。日本で爆発的にヒットしたあと、しぼみかけるかしぼんでから海外に出し、それが大ヒットするというビジネスモデルをホンダは持っているようだ。
「ホンダ買うなら今でしょ!」「プレゼント金額合計数百万ルピア」のキャッチが目立つブリオの商談コーナーでは、もうちょっとでサインか? と前のめりになるセールス氏の姿も。
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