22万kmでも海外オークションで400万円超えた三菱「パジェロ エボ」。もし左ハンドルがあったらもっと高値になってたかも？

三菱 パジェロ エボリューション「画像：APOLLO NEWS SERVICE」

ダカール由来の仕様と当時の装備が示すモデルの性格

パジェロEVOは、3.5L V6ガソリンエンジンを搭載し、最高出力は280ps。5速MTもしくは5速ATを組み合わせ、を組み合わせ、センターデフロック、前後リミテッドスリップデフ、2速トランスファーケースを備え、ラリー参戦に向けた内容が随所に反映されています。

外観は2ドアの「パジェロ」をベースに、大型バンパー類やボンネットスクープ、張り出した大型フェンダー、大型リアスポイラーを装備します。

今回の出品車はサテライトシルバーメタリックで、オリジナルの16インチホイールを装着していました。

インテリアは90年代後半らしいシンプルな構成で、4本スポークステアリングホイールや各種ゲージ、ラジオなど基本装備が中心です。現代のSUVと比べると質感に時代を感じますが、当時のホモロゲーションモデルとしては十分な内容です。

オークション結果は後日明らかになり、落札額は2万8000ドル（約435万8480円）となりました。走行約22万kmという個体としては破格の400万円超となり、距離より“国内限定モデルとしての出自”が評価された形です。

右ハンドル仕様は米国では第一候補になりにくいものの、関係者の間では「もし左ハンドル仕様であれば、さらに高値がついた可能性もある」とみられています。

（終わり）

（写真：APOLLO NEWS SERVICE）