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【軽じゃない】スズキ新型「カプチーノ」の実現度。大型化×1.3Lターボ搭載で海外展開も視野に?

【軽じゃない】スズキ新型「カプチーノ」の実現度。大型化×1.3Lターボ搭載で海外展開も視野に?

左:スズキ カプチーノ 右:マツダ AZ-1のOEM車、スズキ キャラ

90年代、世界的に注目された「ABCトリオ」

マツダ オートザム AZ-1

マツダは1992年10月、かねて進めていた5チャンネル販売網(本来の最終目標は6チャンネルだった)のひとつである「オートザム」名義で「AZ-1」を発売しました。

オートザムは、軽やコンパクトカーを中心としたブランドで、その象徴的存在として投入されたAZ-1は、提携していたスズキのターボエンジンを搭載した軽ミッドシップスポーツカーで、高級スーパーカーの代名詞であるガルウイングドアを採用していました。

まるでレーシングカートのようなクイックなハンドリングも大きな特徴でした。しかし、あまりにとがったコンセプトや走りが災いしたのか、あるいはマツダの5チャンネル戦略の行き詰まりか、発売からわずか3年後の1995年に生産を終了。4409台しか生産されなかったため、後述するビートやカプチーノより希少性の高い一台となっています。

ホンダ ビート

1991年5月にホンダが発売した「ビート」は、世界初のミッドシップフルオープンモノコックボディを採用。

他の軽スポーツの多くがターボエンジンを搭載したのに対し、ホンダ得意の高回転型自然吸気エンジンで、自主規制上限の64馬力を発揮。その発生回転数は8100rpmという高みにありました。

ミッドシップとオープンボディという本格スポーツカーの二大要件を両立していたビートでしたが、あくまで軽であることを意識してか、ホンダ自身はビートをスポーツカーではなく「親しみやすく、新しくて楽しい乗り物」と定義しました。1996年までに3万3892台が生産され、この数字は3車種の中で最多でした。

スズキ カプチーノ

そして、スズキ「カプチーノ」です。1989年の東京モーターショーでAZ-1とともにコンセプトモデルとして登場した後、AZ-1より一足早い1991年11月に販売が開始されました。

ABCトリオでは唯一のFRレイアウトを採用し、ロングノーズ・ショートデッキというプロポーションと、丸みを帯びた伝統的なスポーツカーのスタイルも特徴的でした。

カプチーノもビートと同じオープンボディでしたが、ソフトトップのビートに対して、カプチーノは4分割構造の「メタルトップ」という凝った造りで、フルオープン、タルガトップ、クーペという3つの形態が楽しめる量産車で世界初の構造も話題となりました。

パワートレインは、当時の2代目アルト ワークスと同様の「F6A」型(660cc直列3気筒ターボ)を縦置きに配置。最高出力はもちろん64ps。FRならではの縦置きエンジンレイアウトで生まれたスペースを活かして、軽自動車初の前後ダブルウィッシュボーンサスペンションも採用されていました。

このように細部までこだわったカプチーノは、ライバルとは異なりイギリスへ少量輸出もされました。その後1995年にマイナーチェンジが行われ、エンジンをオールアルミ製の「K6A」型とし、3速ATも新たに設定。

さらに、軽量アルミホイールを採用するなどして、車両重量は690kgとなりました。AZ-1やビートが生産終了する中で1998年まで生産され、7年間で2万6583台が世に送り出されたことになります。

(次のページに続く)

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みんなのコメント

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  • 2025/3/10 07:07

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    またまた出ました新型カプチーノ。
    スイフトスポーツ、アルトワークスが発売出来ないのに出せる訳が無い。
    もし発売するなら、オートサロンかモーターショーで先行試作車を展示して更にスクープ写真とかが出るはず。
  • 2025/3/10 08:07

    違反報告

    トヨタGRの一度お蔵入りになったS-FR計画再始動絡みででてきたカプチーノ復活の話。1.3ターボなんて燃費規制が厳しくなり出しても販売出来るエリアが非常に狭くなるので実現性かなり低いんですが本当にそのエンジン開発されてるんですかね。
  • 2025/3/10 10:00

    違反報告

    しかし、この時代にコペンを販売してるのは奇跡的だな。すごいぞダイハツ。

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