マーケットは大幅回復、ただし昨年並みにはまだ届かず【ボディタイプ別売れ筋・6月】

クーペ／オープンカー：86がコロナ前を上回る水準に

クーぺ／オープンカー部門は、前月比190％増の1312台を登録。前月に0.4％まで落ち込んだシェアは0.8％に持ち直した。いずれのモデルも前月比プラスとなり、特にトップ3の3台は大幅な台数増を成し遂げた。

首位は、前月比734％増の509台を登録した「トヨタ 86」。コロナ禍で工場の生産が一時休止となったため、再開後に反動で台数が伸びたという事情はあるにせよ、コロナ前の水準（300-400台）を大幅に上回る勢いだ。2位「マツダ ロードスター」は148％増の303台を登録。86と同じ工場で作られる3位の「スバル BRZ」は、5月は11台にまで落ち込んだが、6月は130台まで回復し、6ヶ月ぶりにトップ5入りを果たした。

一方、4位「トヨタ スープラ」は、6月は120台にとどまり、4位に後退。海外生産車ゆえ、台数の回復にタイムラグがある模様。5位は「レクサス RC」。コロナ禍でも台数の落ち込みは少なかったが、6月は他モデルが台数を伸ばしたため、相対的に周りの勢いに押された格好となり、3位から5位へと後退した。