中古車購入時は車検ありがお得なの？状態の違いや確認時のポイント【購入ガイド】

中古車購入時の車検の表示の意味

インターネット上には数多くの中古車情報が掲載されており、車の情報の一部として車検に関する情報も掲載されています。中古車の車検の状態は、それぞれメリットとデメリットがあり、一概にどれがお得というわけではありません。

ここでは、車の車検に関連する表示の意味を解説していきます。

車検あり中古車の場合

「車検あり」の車は、前の所有者が受けた車検が残っていることを意味します。車検ありの中古車を購入する場合、追加費用がかからず名義変更の手続きが済めばすぐに乗れるのがメリットです。

なお、販売価格が残りの車検期間に対して適正かどうかの見極めが必要な点や、ユーザー車検や格安車検を受けており24か月点検が十分とは限らない点がデメリットです。

車検整備付中古車の場合

「車検整備付」の中古車の場合は、車検に伴う整備費用が車両本体価格に含まれていることを意味します。車検整備付とありますが、追加費用として自賠責保険料や自賠責保険料や自動車重量税、車検を通す代行手数料などの法定費用は別途かかります。よって、車検に関する費用一式込みの価格ではありません。

販売価格に一部の車検費用が含まれている点や、自分で車検を通す手間を省けるのがメリットですが、含まれている車検費用が適切なのかが判断しづらい点がデメリットでしょう。

車検なし中古車の場合

「車検なし」の中古車の場合は、車検ありの中古車と比較して安価な傾向にあるのがメリットです。ただし、車検なしの中古車を購入した場合は、まず車検の依頼先を決め、所定の手続きを踏まなければ公道を走れません。

車検を受ける方法はユーザー車検やディーラー車検など、さまざまな方法があります。ユーザー車検を利用し車検費用を抑えることも可能です。しかし、ディーラー車検を受ける場合、車検の手間はあるものの「車検あり」の車と総額に大差ないこともあるのがデメリットと言えます。