サーキットで試した新型トヨタ ヤリスのダイナミック性能は欧州車にも負けない
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:菊池 貴之 3
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:菊池 貴之 3
最初に試乗したのは、1.5リッター3気筒エンジンを搭載するハイブリッドだった。ちなみにこのモデルは従来型に比べ50kgの軽量化を果たしながら(開発目標値は1050kg)、ボディ剛性は30%も向上したという。それを実現する要となったのは、小型車用に新規開発した「GA-Bプラットフォーム」だ。パワーユニットやシートといった重量物の搭載位置を可能な限り低重心化し、ハイテン系鋼板の投入と入念なスポット溶接、構造接着剤を用いて作り込んだ、トヨタの自信作である。
クローズドサーキットでストレート2本。イン/アウトラップ含めて僅かに2周という中で、はやる気持ちを抑えながら最初はパーシャルスロットルのままコースイン。EVモードは1コーナーの上り坂をインベタで上がる頃には費えてしまったものの、ハイブリッドとしてはかなり長めのEV走行ができた印象だった。そこには動力性能を15%以上向上させた新型ハイブリッドの投入に加え、軽量化による恩恵が影響しているのだろう。その可能車速も、70km/hから130km/hにまで大幅なスピードアップがなされた。
またサーキットの路面はグリップを高める舗装にはなっているものの、一般路と比べてきれいで平らだから乗り心地やロードノイズについて安易に精査できないが、エンジンが稼働してからもアクセルを全開にしない限り、車内はかなり静かであった。
室内空間でまず感じるのは、良好な視界。そして助手席との距離が、近すぎないことだった。フロントウインドーはそれほど大きくなく、Aピラーが極端に立っているわけでもない。ルーフまでの距離も適正で、先代のようなむだに広い頭上空間があるわけでもない。
しかしながら圧迫感がほとんど感じられないのは、操作性向上のために可能な限り下げられた着座位置によるものだろう。具体的にはお尻と踵(かかと)の距離を短く取ることで、運転姿勢を適正化させたのだという。ステアリングもトヨタの中では、一番小さい部類に入る。
我々男性には、そして運転好きにとってヤリスの運転席は、非常に居心地の良い空間だ。しかし体格の小さなドライバーには厳しくないだろうか? と訪ねると、開発者は社内でも入念なリサーチを行い、「ここまでなら許せる」というギリギリの低さを狙ったと教えてくれた。
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