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日産から世界のNISSAN 新型ムラーノなどに試乗

デュアリス:日系ヨーロッパ車

というわけで最初に乗ってみたのは日本でもお馴染みコンパクトSUVの『デュアリス』。日本仕様は今のところ137psの2リッターガソリン車+CVTのみとチョイス幅は狭いが、それでも去年春に発売されて約1ヶ月半で1万台も受注! 今の同市場の人気の無さを考えると驚くばかりだが、それもそのはず、このクルマの実体はそもそもヨーロッパ車なのだ。

今年から日本仕様は九州工場製に切り替えられているはずだが、元々はイギリスのサンダーランド工場製で、しかもルノー・メガーヌなどと共通のCプラットフォームで作られており、まさにヨーロッパ生まれのヨーロッパ車。もちろん、開発したのはルノーからきたフランス人ではなく、ヨーロッパ在住の日本人らしいが、そもそもが現地で「キャシュカイ」という名で売られるSUVであり、あえて言えば“日系ヨーロッパ車”と呼ぶのが正しいのであろう。

乗ったのはホイールベースを135mm延長して3列目シートをプラスした「キャシュカイ+2」だが、これがポルトガルの石畳を走ると非常に具合がいいのだ。日本でもお馴染みザックス製ダンパーを使った足回りは独特のフラット感とダンピング性能が非常にキモチよく、ゴツゴツ感を絶妙に吸収してくれ、それをより有り難く感じる。オマケにステアリングがシャープでいつでもどこでも運転が楽しい。街中でゆっくり走っている時から、高速での巡航まで、他の日産車にはない切れ味が楽しめる。マジメな話、シトロエンやルノーに乗ってるようだ。

それから特筆すべきがシートで、さんざん言われた話だが、座ったとたん、おしり全体を座面がふわーっと包み込んでくれて、作り手の“愛”を感じる。誤解を恐れぬならば、それはフランス車的な愛なのだ。

ホント、日産がルノーと合併して良かった点、それはこういうクルマに凝縮されていると改めて思う。果たして日本工場製がどうなるかは不安だが、早いところコイツにも新ディーゼルを積んだ仕様を発売して欲しいものだ。

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