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MC版VWゴルフに試乗。衰えない内燃機関への情熱を証明した新エンジン

実燃費を大幅に改善させたというBlueMotion

1.5TSI Evo BlueMotionはミラーサイクル燃焼となっているが(アウディA4 2.0TFSIと技術共用)、1.5Lという排気量を選択したのはそのための適正化だという。吸気バルブの早閉じ、遅閉じへの対応、内部のエアフローなどを考慮するとストロークアップが必然だったようだ。

ミラーサイクル燃焼にすると低回転域のトルクが出にくいのでガソリン・エンジンでは高価ゆえに珍しいVGT(バリアブル・ジオメトリー・ターボ)を採用。さらにコースティング中にエンジンを完全停止する機能も備えている。その際に電動パワーステアリングやブレーキサーボを作動させるため、ドライバーズシート下に収まる小型のリチウムイオンバッテリー(12V)を搭載。

インジェクションは1.4TSIが200barだったところ350barまで高めている。最高出力は130PSとなるが、燃費は4.6L/100km(21.7km/L、CO2排出量104g/km)まで改善。そう大きなジャンプアップに見えないかもしれないが、1.5TSI Evo BlueMotionはミラーサイクル燃焼の領域が幅広くとられ、実燃費では大幅な改善となるそうだ。

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