新型アウディA4に海外試乗。キープコンセプトに内包された進化とは?
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:アウディ ジャパン
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そして新型A4、何より頬が緩んだのがフットワークの良さだ。単に曲がる曲がらないという話ではなく、饒舌な手応えを示すステアリングを切り込んでクルマが旋回姿勢に入り、アクセルオンで立ち上がっていくまでの流れがとても素直で、思った通りに動かすことができるのである。今までのデジタル的な感触が拭えなかったA4のことは、もう忘れていい。「2.0 TDI Ultra」のFWDでも、ワインディングロードが楽しくて楽しくて、走るほどに夢中になってしまった。こんなA4、いやこんなアウディ、初めてかもしれない。
新型A4には、65km/h以下の渋滞内での走行時にステアリング操作を含めた自動運転を可能にするACC、そしてレーンキープシステムが標準装備になる。言わば半自動運転だが、そのフットワークは前述の通り、クルマ任せで走らせるのはもったいない仕上がりだ。もちろん、自らステアリングを握る時にも、衝突警告と自動ブレーキを行なう「Audiプレセンスシティ」、運転中の注意力低下を警告する「アテンションアシスト」といった先進安全装置、運転支援技術が陰になり日向になり、安全な運転をサポートするようになっている。
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