新型アウディA1発売。日本で使いやすそうなサイズだがオプション次第でなかなかのお値段
掲載 更新 carview! 写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 写真:篠原 晃一
アウディ ジャパンは8年ぶりにフルモデルチェンジした新型「A1 スポーツバック」を発売しました。初代は2011年に発表され、2代目となります。大きな変更点は従来比95mm長くなったホイールベース、65L拡大した荷室などです。
エクステリアは、フロント回りをこれまで通りのシングルフレームグリルとしながら、現行アウディモデルと同じテイストのものとなりました。ボンネット先端にある3分割スリットや太めのCピラーは1984年に登場した「スポーツ クワトロ」へのオマージュとか。ヘッドライトのロービームとハイビーム以外のライト回りはすべてLED化されています。
インテリアは運転席中心にインパネがデザインされたコックピット感のあるもの。メーターは10.25インチのフル液晶ディスプレイとなり、オプションのMMIナビゲーションシステムは10.1インチのタッチスクリーン式。USB充電ポートが標準装備され「アップル カープレイ」、「アンドロイド オート」も利用可能。11個のスピーカーを持つ「Bang & Olufsen(バング&オルフセン) 3D サラウンドシステム」も、A1として初めてオプション設定されています。
運転支援システムでは、前方の危険をレーダーで察知し緊急ブレーキを作動させる「アウディプレセンスフロント」を全車標準装備し、万一の際にフロントシートベルトを締め上げ、ウィンドウを自動的に閉じ、ハザードライトを点滅するなどして、フルブレーキや衝突に備えて衝撃を緩和する「アウディ プレセンスベーシック」はオプション設定。同じくオプションでアダプティブクルーズコントロールやアクティブレーンアシスト、ハイビームアシストもオプションで選択可能。
エンジンは1.0L直列4気筒DOHC直噴ターボの「25 TFSI」(2020年 第2四半期に導入予定、スペック未発表)と新開発の1.5L直列4気筒DOHC直噴ターボの「35 TFSI」の2種類を設定。1.5Lエンジンはこれまでの1.4Lに代わるもので、最高出力150ps、最大トルク250Nmを発揮します。また気筒休止システムやシリンダーオンデマンド(COD)なども備えています。トランスミッションは全車7速DCT(Sトロニック)を採用しています。
実車を見た編集の所感を。良い意味でクセのないコンサバなエクステリアと、日本ではジャストサイズと言えそうな全長4040(Sラインは4045)×全幅1740×全高1435mmというボディはなかなか魅力的。インテリアも運転席に座るとインパネが迫ってくるようなコクピット感のあるもので、編集的にはタイト感が心地良いものでした。95mm長くなったホイールベースは後席の快適性と65L拡大した荷室に効いていそうで、いずれも広くはないものの狭さは感じず、使いやすさそうでした。
一方で気になるのは価格。ベースとなるオプションレス(ナビもついていない)の「アドバンスド」は365万円で、ナビや先進安全装備、前車追従クルーズコントロールなど、今どきの装備をオプション選択すると、最低でも今回の発表記念モデル「ファーストエディション」443万円と同じくらいになりそう。ベース部分を共用するリーズナブルな「ポロ」と比較して、走りや質感、装備などの違いはどうなのか? 今後の試乗レポートなどでじっくりチェックしてみたいところです。
※スペックの車幅に間違いがありました。お詫びして訂正します。
【 アウディ A1 スポーツバックのその他の情報 】
アウディ A1 スポーツバックの中古車一覧
アウディ A1 スポーツバックのカタログ情報
アウディ A1 スポーツバックの買取相場
次のページ>>スペック
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
土手の上をスイスイ 利根川沿いの“快走路”国道356号バイパスが19日延伸 香取‐銚子の移動が改善へ
アルピーヌF1、最遅の”衝撃”が体制刷新の引き金に「変革の必要性を確認できた」
軽トラック界にスーパースターが誕生! スズキ・スーパーキャリー Xリミテッド 試乗インプレッション
1200万円超えの「1人乗り大型モデル」実車展示! 黄色の「パトロールカー」なども登場! 珍しいクルマが「あみプレミアム・アウトレット」に集結
限定100台のハイパーカー、ゼンヴォ『オーロラ』を日本でお披露目 3月29-31日
若手ドライバー限定のラリーが新設!「GRヤリス」でエントリーする「モリゾウ チャレンジ カップ」とは
日産と三菱商事 次世代モビリティサービスとEVを活用したエネルギー関連サービスを共同での事業化を目指す覚書を締結
【所さんの世田谷ベース!】最新刊!「幸せのひきがね」で所さん流、楽しい人生の秘訣を大公開!
久々に行った『ホンダコレクションホール』は、万人が楽しめるよう博物館化していた!
公道じゃよくてもサーキットじゃ危険! 他人にも被害を及ぼすNGなカスタムパーツ8選
【試乗記】スバル レヴォーグ・レイバック 大人感のある快適ドライブと課題のある装備
これは歴代最高のデキじゃないか? ブランド自体も忘れ去られ気味なランチアの新型イプシロンのデザインをプロが徹底チェック
【訃報】篠塚建次郎氏…WRCとパリダカで日本人初優勝、生涯現役を貫いたレジェンド
青のストライプと真っ赤な内装、どちらがお好み? 「コルベット」特別仕様車は限定40台
【ズルいぞトヨタ!】欧州版「ヤリス」の商品改良が日本版より豪華&内容充実な“裏事情”とは
【やっぱり出るの?】開発継続が確認された新型「コペン」は定石通りこの夏に登場するのか
「トライトン」の悪路走破力がパジェロ級。SUVの洗練か、ピックアップの可能性か、そこが問題だ!
日本も常識になりそうな「オールシーズンタイヤ」ってなに? 財布と場所と面倒を同時に解決
ついに3000万円台に突入ダ! 「ニッサン GT-R」2025年モデル発表。伝説は続くのか…?
ホンダ ヴェゼル新型予告! シティ派からアウトドア派へ転向!? “ハントパッケージ”ってなんだ?
【言わんこっちゃない!】世界でEVの逆回転始まる! 中国の弱点を攻めるトヨタの粘り勝ち