VWポロ ブルーGT登場 妥協の無い両立
掲載 更新 carview! 写真:Kimura Office
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パフォーマンスの方もGTの名に恥じない実力を備えている。最高出力は140psだが、0-100km/h加速は7.9秒で、180psのポロGTIのわずか1秒落ちである。これは1500-3500rpmという幅広い回転域で最大トルクの250Nmを発揮し続けるトルク特性によるところが大きい。最高速度も210km/hで、実用上もスポーティに走るにも全く不足無い性能を備えている。
コーナーが連続する郊外の一般道では、俊敏な走りを楽しむことができた。ステアリング操作に対してノーズはダイレクトに反応するが、基本的には弱いアンダーステア傾向にあるため、操縦性はとても高く、安心感がある。またESPは比較的遅めに作動するので、ある程度クルマを振り回すことも可能である。ブレーキも非常に強力だ。ただし、標準装着の17インチ・タイヤはスポーツ指向のドライバーには良いが、路面のちょっとした凹凸もキャビンにはっきり伝えるため、快適性を重視する顧客には向かないだろう。
とはいえポロ・ブルーGTは、低燃費とスポーティな走りを妥協せずに両立させたモデルであることは間違いない。世界中の経済性を重視するこのセグメントの顧客には非常に魅力的に映ることだろう。
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