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新型アテンザ、ディーゼルか? ガソリンか?

新型アテンザ、ディーゼルか? ガソリンか?

セダン XD 6MT(305万7500円)

優れたデザインを生みだす土壌

CX-5の成功で勢いに乗るマツダが満を持して送り出した自信作が新型アテンザだ。最大の注目ポイントは、エンジン、シャシー、トランスミッションといった主立った構成パーツのすべてを、マツダが誇る最新タイプ「スカイアクティブ」へと一新したこと。なかでもスカイアクティブDと呼ばれるクリーンディーゼルエンジンは大きな注目を集めている。

しかし、僕は声を大にして言いたい。アテンザの魅力はディーゼルエンジンだけではないのだと。ならばその魅力とやらはどこにあるのか?

魅惑的なデザインもそのうちのひとつだ。セダンのデザインもワゴンのデザインも、グローバルDセグメントのなかで間違いなくトップレベルに達している。

と書くと、デザインは個人の趣味志向の問題では? と思う人もいるだろう。もちろんその通りだ。しかし、伸びやかなプロポーションを生みだす短いフロントオーバーハング(設計技術)、複雑な面構成を全体として見事に調和させた巧みな造形(生産技術)、ひと目でマツダ車だとわかるファミリーフェイスの構築(デザイン戦略)など、僕がアテンザのデザインに関して感じた魅力はすべて“論理”に落とし込んでいける。クルマのデザインは芸術ではない。とくに量産車のデザインは一人の優秀なデザイナーだけでどうにかなる話ではなく、マーケティング、ブランディング、生産技術、設計技術、経営戦略など、企業の総合力が試される。そうでなければ、世の中にこれほど多くの凡庸なデザインのクルマが溢れている事実を説明できない。

つまり、その企業に優れたデザインを生みだすバックボーンがなければ、スタイリッシュなクルマを生みだすためのスタートラインにすら立つことすらできないのが現代自動車産業の現実なのだ。その上で、僕はアテンザを見て、カッコいいと思った。塗装のクオリティには少々不満をもったが、それを除けばフォルムもディテールもとても素敵だ。もし多くの読者が同じ意見を持ってくれるなら、それは優れたデザインを生みだす土壌がマツダに備わっていることの証明であり、今年登場する予定の次期アクセラへの期待にもつながるわけだ。

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