まぎれもないシトロエン 吉田匠が新型C5を報告
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:編集部
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:編集部
しかも、ハイドラクティブIIIプラスと18インチタイヤの組み合わせによる恩恵は、乗り心地にだけ現れているわけではない。ハンドリングがまたなかなか未来的なのだ。コーナーに向かって減速しつつステアリングを切り込むと、ボディをほとんどロールさせないまま、ノーズが素早く内側を向くし、コーナーからの脱出に際してスロットルを踏み込んでも、フロントが明確にアウトに逃げることはない。つまりシトロエンC5 3.0は、やや大柄なボディと安楽な乗り心地から想像するよりも、遥かにシャープな身のこなしを持ったクルマなのだ。軽井沢の裏山でステアリングを握ったカービュー編集長が下りのヘアピンで発した、「このハンドリング、ラグナセカのコークスクリューに入っていくときなんかに気持ちいいでしょうね!」という台詞も、あながちオーバーではないと思った。
さらにもうひとつ付け加えれば、シトロエンが昔から多くのライバルに先んじていたポイントのひとつはブレーキだったが、そのアドバンテージは今も継承されているといえる。C5のブレーキ、実によく効き、しかもすこぶるコントローラブルなのである。
一方、直4の2.0はツアラーに乗った。鼻が軽いという意味では好ましい要素を持ったクルマなのだが、ワインディングロードでの愉しさは3.0に及ばなかった。3.0より100kg軽いとはいえ1690kgの車重を143psの2リッター直4と4段ATで走らせるのは、平地はともかく山道の急な上りではけっこう辛そうに思える仕事で、まずその点でやる気を失わせられる。シャシーに関しては、こちらはタイヤが17インチに縮小されるため乗り心地の分野では有利だが、ことコーナリングとなるとステアリング操作に対するクルマの反応が3.0よりもぐっとマイルドに感じられ、わりと普通のクルマに近い印象をうける。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
トヨタ新型「“タフ”ミニバン」発表! 斬新“大口顔”が超カッコイイ! MT&アンダー320万円設定ありの「プロエース“シティ”」墨に登場
「南海フェリー」がトラック乗りの強い味方に! 始発便の「早乗り」がドライバーに優しいサービスだった
愛車の履歴書──Vol41. 大黒摩季さん(後編)
テインから『ギャランフォルテス』用車高調「ストリートアドバンスZ」が発売
わがままを叶えてくれるプレミアムSUV──新型レクサスNX350“F SPORT”試乗記
なぜ「ペダル踏み間違え」起きる? 原因はどこにある? 相次ぐ「重大事故」は“高齢者”特有の問題ではない! 有効な「対策法」はあるのか
カーメイト、新型ワイドリアビューミラー発売…ホンダ WR-V などに対応
ミック・シューマッハー、来季F1復帰の可能性はあるのか?「それが僕の目標だけど……僕がコントロールできることじゃない」
神奈中の赤い「連節バス」ついに横浜へ登場 箱根駅伝ルート経由で駅 団地結ぶ
エンジン車が生き残れる夢の燃料【石井昌道の自動車テクノロジー最前線】
便利な「ベンリイ号」に見るホンダのチャレンジ精神! 1955年にアールズフォーク採用!?
雨のル・マンを制したポルシェのリエツ「前にも似たような状況を戦った」自身5度目のGTクラス勝利
【2025年登場】次期「カローラ」の主力は「カローラクロス」に。BEVとPHEVも追加か
“リアル真子”が碓氷峠でドリフトをキメた日。モントレーで感じた成長への確かな手応え【下田紗弥加 全日本ラリーへの挑戦】
【ディーラー直撃】新型「フリード」価格詳報! 最安250万8000円、一番人気は「エアーEX」
「アメリカで軽トラが人気!」に見る“日本凄い”説のバカバカしさ。農家の下駄は本当にブレーク中?
【600万円超え】久々の高級ワゴン「クラウンエステート」が北米価格発表。新画像と日本発売情報も
【一人乗りもあります】配送からアウトドアまで ホンダの新商用バン「N-VAN e:」10月10日発売
コスパ王「ホンダ WR-V」の想像以上のスッピン感とその理由。最安Xグレードは誰におススメ?
【408万円から】新型「ミニ クーパー 5ドア」発売 新デザイン&最新装備でまた人気となるか?
【どうした日産!?】ノートオーラがデザイン一新。ギラギラ顔にモノグラム柄シートで大胆イメチェン