カイエンGTS&ターボS、極寒の地でドリフト走行!
掲載 更新 carview! 文:Kimura Office/写真:Kimura Office
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一方、ターボSの方はというと、また異なるキャラクターを備えた魅力的なモデルである。GTSから乗り換えると、その走りはややソフトに感じられ、乗り心地もより快適だが、ひとたび右足に力を込めると、V8ツインターボの咆哮とともに圧倒的なパワーが炸裂する。
重量が2235kgと、GTSより100kg以上重く、シャシーもそれほどハードなセッティングではないこともあり、GTSほどのアジリティは無いが、ハンドリングは十分以上にスポーティである。
しかも、ステアリングを切った状態でアクセルペダルを軽く踏み込むだけで、瞬時にパワードリフトへ持ち込むことができるのだ。ドリフトアングルもGTSより大きく、今回のような雪上コースでは、ターボSの方がよりダイナミックに振り回して遊べるのである。
ターボSはまた、アウトバーンの速度無制限区間では、おそらく無敵の速さを見せ、大きな魅力を感じるだろう。なにしろ0-100km/h加速が4.1秒、最高速度は284km/hにも達するのだ。ただし、それが味わえるのは税込み2235万円という金額を払える人に限られる。
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