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R8V10・サーキット試乗 R8の新たな顔が見えた

ドリフトも思う存分楽しめる

以前のV8モデルの試乗のときには強く感じなかったが、V10になって、クワトロシステムがFRのような動きを生み出すシーンが顕著になった。V8にとってはオーバースペックのシャーシを、V10が存分に使い切ることで、その素性が表面化したのだ。

R8の4輪駆動方式は、前述したように基本時は15:85のリア駆動をメインに行う。ここをベースに走行条件に合わせて駆動力配分調整を行うのだが、最もフロントタイヤにトルクを配分する時でも30:70にしかならない。言い換えれば、どのような状況でも、リアタイヤがメインに駆動する4輪駆動制御なわけだ。そして、V10の出力だとタイヤのグリップ限界を超えるケースが多々あり、このFR的な制御の4輪駆動の効果が明確にわかる。

具体的には、ハンドルを切って気持ちよく曲がりだし、コーナーの出口が見えるに従いアクセルを踏み込んでいくが、その時にリアの車高が沈んでリアタイヤに荷重が掛かり、同時にフロントからは荷重が抜け出すのでハンドルが軽くなる。フロントを多分に駆動してクルマを引っ張る4輪駆動方式では、このFR的な動きは出にくいが、R8の4輪駆動はクルマの姿勢と相談しながらアクセルを踏み込むという走りの楽しさを、FR車のように楽しめる。また、このFR的な特徴は、横滑り防止装置をオフにして走ると顕著。FRのようにアクセルを踏んで積極的にリアタイヤを滑らすことも可能で、非日常的な話だがフルカウンターステアを当てながらのドリフトも思う存分に楽しめる。

シャーシ性能の高さから、V8エンジン搭載のR8では全てがクルマのコントロール下に置かれていた感覚があったが、V10エンジン搭載モデルでは、速さはもちろんのこと操る楽しさもプラスされた印象があり、R8のさらに奥深い魅力が表現されたと感じた。

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