R8V10・サーキット試乗 R8の新たな顔が見えた
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:小林 俊樹
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野太くもあり、カン高くもある。エンジン回転数とアクセルの踏みこみ量で排気音が変化するこの味付けが、最初に感じたV10モデルの魅力だ。近所の目を気にせず夜の住宅街に帰る、そこまで静かではないが、回転数低くアクセルの踏みこみ量が少ないときは、排気音量はごく一般的なスポーツモデルと変わらない。だが、5500回転以上の高回転域でアクセルを深く踏み込んでいるときは、ゾクゾクするほど刺激的なV10ならではのビートのきいた音を奏でる。
しかも、そこから生み出される加速力がこれまた魅力。通常時は15:85という前後駆動力配分されたクワトロシステムが生む高いトラクション能力の助けもあり、0-100km/h加速を3.9秒でこなす。この加速力に加え、体感上の加速力の盛り上がり感が刺激となって気持ちよさを生み出す。最近のスポーツモデルのエンジンは、扱いやすさを求めて低回転トルクを充実させる方向で開発研究が進んでいるが、このV10は違う。V8モデルと比べると全回転域で排気量アップによるトルクアップが施されているので、結果的には街中での使いやすさも持っているが、こだわったのは高回転域での特性のはずだ。
と言うのも、最大トルク530Nmの発生回転域は、通常のエンジンではレッドゾーンに達する領域の6500回転。最大出力525psの回転発生域は、それを大きく上回る8700回転で、これはR8のレッドゾーン直前でもある。言い換えれば、このV10は回すほどに力が湧いてくるエンジンで、これがドライバーに刺激や高揚感を与えてくれる。しかも、クワトロシステムの前後トルク配分がリア駆動ベースなので、アクセルの踏み方によっては多少タイヤが滑るなどの危うさともいえる刺激がある。もちろん、横滑り防止装置があるので危険な状況にはならないが、改めてスポーツカーには安定だけでなく、運転の仕方によっては一瞬身構えるような危うい走りを楽しむ要素も重要だと思えた。
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