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最高速度420km/h、ブガッティ シロンの量産モデル開発テストに同行

8.0L W16 クワッドターボの弱点は放熱

ブガッティのエンジニアは今回のテストに、「PT5・10」と呼ばれるシロンのプロトタイプ(量産試作車)を4台持ち込んだ。ハードウェアの開発は既に完了しているが、主に排気量8リッター、4基のターボを装備したW型16気筒エンジンの運動性能調査である。

最高出力1103kW(1500ps)/6700rpm、最大トルク1600Nm/2000-6000rpmを発生するこのエンジンは、0-100km/h加速2.5秒以下、0-300km/h加速13.6秒、最高速度420km/h(理論的にはそれ以上!)という、途方もないパフォーマンスをシロンに与えている。

しかし、実際の走行状況ではどのような問題が発生するか予想がつかない部分も多い。そのため生産開始ギリギリまで、様々な条件下で徹底的なキャリブレーションを行っているのである。陽がすでに高く上がっている午前中、まずはエンジニアのデニス・ロルフ氏がスタートする。ブルー/ホワイトのちょっと日本の新幹線にありそうなボディカラーのシロンはデスバレーを南下する。気温は49℃、タイヤの温度は走り出す前から65℃と強烈だ。ギア・ポジションを7速キープ、回転数は1500rpmでクルージングを開始する。シロンは楽々と走行している様に見えるが、このクルマにとって低速走行は高速走行よりも明らかに負荷が大きい。冷却のための走行風が全く足りないからである。新しい16気筒エンジンをコクピット背後に搭載しているシロンには、やはり固有の課題が存在するのだ。

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