ジープ チェロキーFMC 初代回帰&ハイテク搭載
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:小林 俊樹
2008年型としてリリースされた新型チェロキーは“リミテッド”のワングレードとなった。これまであった“スポーツ”というトリムレベルは存在しない。その理由は、“スポーツ”のポジションにダッジ・ナイトロを置いたからだ。もちろん、アメリカではブランドもディーラーも違うことからこういったことにはならないが、日本ではブランドの独自性がそこまで浸透していなかったり、ディーラーが同じだったりすることからそうした戦略をとった。
これは賢い選択に思える。同じ価格帯の同じような性格のクルマを並べても販売は食い合うばかり。となれば、ブランドの枠を越えてラインナップを構築するのはアリに違いない。
ただ、キャンバスルーフを装着するリミテッドは価格が462万円となる。もちろん、HDDナビをはじめあらゆる装備が付いていることを考えればお得だが、一度安いイメージを持った人たちには少々厳しいかもしれない。となると、もう一度チェロキーのブランディングが必要になってくるとも思える。
そこで必要となってくるのは、多くの人に乗ってもらうことだ。実際にステアリングを握れば、このクルマのクオリティを理解できるはずだ。如実なのはじつはオンロード。ひとつめの角を曲がれば、誰もが納得するであろう。
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