新型アルファード試乗記 レクサスLSを越えた後席
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:中野 英幸、トヨタ自動車
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:中野 英幸、トヨタ自動車
このように色々と詳細をお伝えしてきたが、まだまだ触れられないことも多々ある。例えば全ての席をカバーするカーテンエアバックの標準採用。エコドライブを支援するインジケーター表示があること。カメラ技術を使い、狭い道や駐車の際の支援をする装備。AVシステムもOP設定ではあるが、18個のスピーカーを使って臨場感あふれる音を実現している。
もちろんミニバンに求められる室内空間の広さを確保しつつ実用性を高めるために、全高を45mm下げつつも、床面の高さを55mm下げるという作り。多彩なシートアレンジや、操作性の良さを追求した実用性。ミニバンのレポートというと、このような詳細から入るものかもしれないが、それら基本部分の良さはライバルを徹底的に研究し尽くして登場する新型では持っていて当然であり、事実もっているからこそあまり触れなかった。
今回のアルファードは言うなれば、それらミニバンとしての基本的な部分を持ちつつ、ミニバンだからこそ提供できる高級や豪華さそして快適性や上質さを追求したようにも思える。これらの作りを踏まえると、子供がいるとか大人数での移動が求められるライフスタイルだからミニバンを選ぶ、といった固定概念は取り払って、高級セダンなどに乗っている方にも注目してもらいたいミニバンだ。
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