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新型アルファード試乗記 レクサスLSを越えた後席

素直なハンドリングのV6モデル

散々室内の造りを触れてきたが、もちろん走りの進化も相当なもの。先代では3リッターエンジン+5速ATだった組み合わせは、余裕のパワーとトルクをスムーズな走りに繋げる3.5リッター+6速ATになった。車両重量はグレードで異なるが2トン前後と決して軽いものではなく、ブレーキ力をもっと高めてもらいたい感はあるが、ワインディングや上り坂を含め、レジャーに出かけた際に力不足感を感じるシーンは皆無といえる。また、2.4リッターには以前4速ATが組み合わされていたが、CVTになった。スムーズな加速に加え、燃費が20%向上しているというから経済的にも魅力。両者ともに静かすぎてエアコンの稼働音が気になるなど、高級車らしい静粛性も持っている。

これらの動力特性を踏まえ、実用性重視か余裕の走りかでクルマを選んでもらいたいが、ひとつ注意すべきことがあるので最後に付け加えておこう。それが3.5と2.4で乗り味や質が異なること。

3.5では走り出しからタイヤの転がりもスムーズかつ滑らかで上質な乗り味があり、ラグジュアリーミニバンと呼べるもの。だが2.4ではタイヤ振動など、少々硬さを感じる。だが、決してそのレベルが低いというのではなく、3.5が良すぎるのだ。だがこれを踏まえると、後席に乗ることを前提にするなら3.5を選びたくなってしまう。

加えて、ハンドリング特性も異なる。これは好みにより判断が異なるが、3.5モデルの方がロール量は大きいが前後が素直にロールするうえに前後バランスが良いので走り易い。加えて粘るようなグリップ感もあり、スムーズにハンドル操作をする方には、3.5リッターがスポーティにも走り易いはず。対して2.4リッターモデルは、フロントが多くロールする印象があり、ハンドル操作に対するリニアリティが欲しくなる。見方を変えればハンドル操作の途中からグイッと曲がる感覚なので、スポーティに感じる方もいるはず。だがこのような特性はわだち路などでハンドル操作に早さを要求されるときもあるので、総合すると3.5リッターの完成度が高いと感じたのだ。

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