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レースで“BMW”の名を轟かせるために生まれた初代「M3」はサーキットで熱く日常ではジェントルだった

ただの3シリーズのハイパワー版ではない

ベースモデルは、2代目3シリーズのE30型。しかし、単に高性能エンジンを搭載したスペシャルモデルではない。すべてが実戦対応の本格派に仕上げられていた。

それを強烈にイメージづけたのが、ボディワークだ。大型のフロントエアダムやリアスポイラーを装着しただけでなく、レースシーンでの太いタイヤの装着を考慮し、前後のフェンダーをブリスター状に成形。さらにリアウィンドーの傾斜角度そのものを変え、トランクをハイデッキ形状とすることで空力特性そのものを大幅にリファインしていた。

Cd値は0.33で、これはベースとなったノーマル3シリーズの0.38と比較すると圧倒的な進化だった。もちろん、エンジンも量産車とはまったく違う。2.3Lという排気量は、グループAのディビジョン2(2500cc以下)のカテゴリーに合わせたもの。93.4×84.0mmのボア×ストロークは、当時のスーパースポーツ「M1」や「M5」と共通スペックだった。

M3用エンジンは、6気筒のM1用エンジンを4気筒化したものと考えれば理解しやすい。1気筒当たり4バルブを配した高効率設計のシリンダーヘッドもM1用と共通で、燃料マネジメントシステムは先進のフル電子制御タイプを組み合わせていた。

エンジンスペックは、200ps/6750rpm、24.4kgm/4750rpm(日本仕様は195ps/23.4kgm)。この数値は極限までチューンして絞り出した数値ではない。レース用の改造を施すとさらに数段パワフルになる余力を残していたことがポイントだった。

トランスミッションは1速が左下にくるレーシングパターンの5速MTで、トップスピードは235km/hに達した。

(次のページに続く)

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