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本命V10エンジンを搭載 アウディR8に試乗!

生まれ故郷はルマン

アウディR8はアウディの長年の夢であったかもしれない。ホルヒを偲ぶ人、クワトロ旋風を思い出す人、あるいはポルシェと深い縁があることに長い社史の中で誇りを感じる人。色々な想いでR8は開発されたに違いない。そしてついに量産モデルが2007年のフランクフルトショーでデビューし、2008年1月のラスベガスでステアリングを握ることができたのだ。

そのときすでにR8の伝説はルマンという舞台で作られていた。ルマン24時間レースのレギュレーションが揺れ動く中、1999年から参戦していたアウディは「Audi R8」で2000年から三連勝。2003年にはアウディの姉妹車であるベントレーが優勝する。2004年はプライベートチームの日本が優勝した。2006年からはルマン史上初のディーゼルエンジンを「AudiR10-TDI」をデビューさせ、ついに耐久レースの常識を塗り替えた。

アウディのレース活動はポルシェと似ており、量産車へのフィードバックという1920年代のドイツメーカーのモータースポーツの取り組みがいまでも実践されている。もちろん量産技術がレーシングカーに使われるケースも少なくないが、新しい技術やコンセプトはかならずモーターレースで実証するという創業者ポルシェ博士の意志が受け継がれている気がした。

例えばアウディは2001年には直噴エンジンをルマンでデビューさせ、その直後に量産車にFSIエンジンとしてフィードバックした。もちろんディーゼルエンジンの高速耐久性はルマンの影響が大きいだろう。こうしてルマン24時間レースでディーゼルエンジンの優秀性を示したことはモータースポーツやディーゼルエンジンの常識を塗り替えるほど鮮烈な実績であった。ルマン24時間レースのコンセプトを受け継いだアウディのスーパースポーツR8は当初は「ルマンクワトロ」という名前で自動車ショーを飾っていた。アウディのスーパースポーツR8の背景にはこんな伝説が隠されていたのだ。

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