2018年自動車はどこへ向かうのか。大胆な発想と冷静な分析が必要だ
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫
自動車自体の進化について言えば、本格的な「レベル3(条件付き半自動運転)」は2020年頃から実用化が始まるだろう。一部メディアでは2018年頃からレベル3が実現すると報じられているが、要素技術が実現しても、道路交通法や保安基準が整うにはもう少し時間が必要だ。ハンドルから手を離すことが許可されても、レベル3とはならない。ドライバーが前方監視義務から開放され、運転以外のことができて初めて自動運転レベル3となるのだ。
私は “高度なレベル2”を一台でも多くのクルマに普及させたほうが、実際の事故低減には効果があると考えている。もっと言うとレベル2の前段階となるプリクラッシュセーフティ(すでに装着が進んでいる自動ブレーキなどの安全支援技術)を充実させることのほうが急務、というのが本音だが、自動運転に比べると地味なので話題にならないというジレンマもある。
それでも今年は高度なレベル2(運転支援)が各社から登場するだろう。この動向は世界的に同じだ。自動車の場合、安全性と責任問題が重くのしかかる製品なので、安全に関しては慎重にならざるを得ない。事故を無くすための自動運転技術が事故を起こしてしまうと、メーカーは前に進めなくなるからだ。
ライドシェアはモビリティ・サービスとしてはニーズがあるが、問題は事業として成り立つかどうか? 日本では様々な規制が存在するが、安倍政権は規制緩和の大きな流れを作っているので、ニーズと事業性があれば、日本でもライドシェアは可能だ。
他にもバッテリーEV、プラグイン・ハイブリッド、水素燃料電池車など、次世代の自動車のパワーソースについても話題は尽きない。2018年も様々なニュースが舞い込むだろうが、我々自動車好きは冷静に分析する必要があるだろう。
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