【試乗】日本市場を意識した“ボルボ EX30”はモデル3やサクラに次ぐヒットモデルになるか!?
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:編集部 28
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:編集部 28
広いだけでなく、インテリアのデザインや仕立てがユニークなのがいい。シートは前後とも掛け心地良好。ふんわり柔らかく深く沈み込んでソファのような感覚なのだが、コシもちゃんとあってホールド性も悪くない。
表皮はざっくりとしたファブリックで、再生可能な素材でつくられているという。シートのみならず、ダッシュボードまわりの樹脂パーツの多くにも再生可能な素材が用いられている。意識高い系ボルボだ。
樹脂パーツはプラスティッキーではあるが、細部までデザインが凝っていて、色使いもグッドセンスなので、安っぽさはない。引き出し式のカップホルダー、ダッシュボード中央に配置されたグローブボックス、充電中のスマホを隠せるストレージなど、他車では見ないデザインが多用されていて楽しい。置くだけ充電も可能。
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使い勝手も悪くない。ハーネス類を減らすため、ドアにはスイッチ類がなく、パワーウインドウの開閉スイッチはセンターアームレスト側にある。ドアミラーの調整はステアリングスイッチで行うのだが、鏡面部分が上下左右に動くのではなく、鏡面一体型の砲弾型の筐体そのものが動くのにはワロタ。
インフォメーションは走行関連もエンターテインメント関連もすべて中央の12.3インチ縦長ディスプレイに表示される。画面の上5分の1程度が速度など、走行に関する情報を表示するスペースに割り当てられている。
ステアリングホイールのドライバー正面にはメーター類は一切ない。各種操作はステアリングホイールに集中しているスイッチか、ディスプレイのタッチ操作で行う。それでなんの不都合もない。
インフォテインメントはグーグルのシステムで動いており、グーグルマップのみならずスマホ用に用意されているグーグルアプリの多くを使うことができる。通信機能が備わっているため、必ずしもスマホをつなぐ必要はない。
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