発売から6年のベンツCクラスはお買い得? C200ローレウスエディション試乗
掲載 更新 carview! 写真:編集部 94
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快晴の2月某日、毎年恒例のJAIA(日本自動車輸入組合)主催の輸入車試乗会が神奈川県の大磯プリンスホテルで開催されました。短時間ではありますが、carview!編集が試乗してきた、輸入車ブランドのさまざまな試乗車の中から、注目モデルのショートインプレッションをお送りします。
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2014年に発売された現行W205型Cクラス。現在販売されているラインナップは昨年9月に変更を受けていますが、W205としては発売から6年の歳月が経過しています。その間の改良でどう変化したのかを、あらためて編集が「C200 ローレウスエディション」に試乗してチェックしました。
C200 ローレウスエディションは1.5Lターボのマイルドハイブリッドエンジンに、18インチAMGアルミホイールとメルセデスベンツのロゴ付フロントブレーキキャリパー、ドリルドベンチレーテッドディスク、ローレウスエディションのエンブレムがついたブラックアッシュウッドインテリアトリムなどが装備された車両本体価格586万円のモデルです。
外装は最近のメルセデスのデザイントレンドと大きく異なる部分は少ないように思いましたが、いざ乗り込むと、最近のメルセデス車の主流であるワイドスクリーンコックピットではなく、センターディスプレイとメーターが独立しているため、少々古さを感じます。本革シートの表皮素材や各スイッチのクリック感などは落ち着いた質感で纏められています。
W205が発売された当時の試乗では、クイックでシャープなハンドリングのアジリティが追求された反面、ゆったりとした重厚な乗り味が薄れ、低速域での乗り心地が硬く、粗い路面での微振動が伝わってくるイメージがありました。しかし2018年9月に6500ヵ所を変更したマイナーチェンジ後のモデルでは、ランフラットタイヤの廃止などもあり、速度域や舗装状況、アンジュレーションにかかわらず、低速域からメルセデスらしい重厚な乗り味が戻ったように感じました。
車重1600kgに対して1.5Lの4気筒ターボエンジンに48Vマイルドハイブリッドと9速ATの組み合わせは、モーターアシストもありターボラグを感じることもなく、都市部の交通の流れをリードするには必要十分なパワー感を得ることができます。
また、AMGラインのブレーキは剛性感のあるタッチで踏力に応じた減速ができます。オプション設定のレーダーセーフティパッケージ(20万9000円)は、レーンキープや自動再発進機能付きアクティブクルーズコントロール、車線変更アシストなどの先進安全機能が充実していますので、できれば選んでおきたい装備です。
舗装が粗い路面のロードノイズの進入は少々大きく感じますが、速度領域や路面状況にかかわらずフラット感の続く乗り心地と、剛性感の高いステアフィールの両立のさせ方は、メルセデスらしく纏められていると感じました。
C200ローレウスエディションは車両本体価格が586万円と安いクルマではありませんが、W205は中古車もcarview!の中古車ページで約1300台が流通しており、2014年頃の初期モデルは、車体価格が200万円未満の車両も約70台近く掲載されています。最新のメルセデスの内装デザインのトレンドを気にしなければ、都市部で使用する際のサイズ感や、特に後期モデルで感じられるメルセデスらしい乗り味も含め、現在販売されているメルセデスの国内モデルとしては、新車中古車ともに買いやすいポジションの価格帯に位置している1台ではないでしょうか。
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