キャデラックSRX&CTSクーペ、同時デビュー!
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
日本で2004年1月に発売された初代「SRX」から6年あまり。実質的な2代目となる今回のモデルは、SUVの機能性に加え、ラグジュアリーセダンにも負けない軽快かつ快適な走りを追求した。車名も「SRX クロスオーバー」へと改称されている。
新型のボディサイズ(カッコ内は従来比)は、全長4855mm(-110)×全幅1910mm(+60)×全高1690mm(-20)、ホイールベース2810mm(-145)。先代より大幅にショート&ワイドになり、全高も若干低められている。
搭載エンジンは直噴の3リッターV6のみ。5ATから多段化された6ATとの組み合わせで、269ps/302Nm(30.8kg-m)を発生し、カタログ燃費はJC08モードで6.7km/リッター。レギュラーガソリン仕様だ。
4WDシステムは電子制御LSD付きの最新版へ刷新。走行状況に応じて、前後輪の駆動力を100:0~0:100へ配分したり、後輪左右の駆動力を80:20~20:80へ配分する。サスペンション形式も変更され、前:マクファーソンストラット、後:マルチリンクとなった。また上級グレードにはスポーツサスペンションが奢られる。
「アート&サイエンス」の文法に則った内外装のデザインは、斬新にして上質。堂々たるフロントマスクやクーペのようなルーフライン、クラフトマンシップにこだわったとする室内空間などが特徴となる。ハンドル位置は左のみで、従来ラインナップしていた3列シート仕様(7人乗り)は廃止され、2列シート仕様(5人乗り)のみとなっている。
価格は標準グレード「ラグジュアリー」が549万円、上級グレード「プレミアム」が599万円。GMジャパンは、欧州のプレミアムSUVと同等の装備で比較した場合に割安と感じる内容になっているといい、戦略的な価格設定に自信をのぞかせる。
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