【損しないクルマ選び】出来が良くて経済的でいいモノ感もある 自動車ライターが推薦する“国民車候補ベスト3”
掲載 carview! 文:伊達軍曹 23
掲載 carview! 文:伊達軍曹 23
「2025年上期版」などと言いながら、2020年にデビューした古い車の話をいきなり始めてしまい恐縮だが、これ以上の「国民車候補」は世の中になかなかないので、仕方ないのである。
多くの人がご存じのとおり、トヨタ「ヤリス」は、それまで販売されていたトヨタ「ヴィッツ」の後を受けて2020年2月に登場したトヨタのコンパクトカー。それまでのヴィッツはいささかナマクラな車であったように筆者は思うが、ヤリスは根性というか車体全体を鍛え直した結果、欧州製のコンパクトカーにも引けを取らない走りの良さを手に入れた一台になった。
とはいえ、「しょせんは安い小型車だから大したことはないんでしょ?」と思うかもしれないが、ヤリスは「大したモノ」である。特にそのハイブリッド車にはスポーツカー顔負けの俊敏性と運転快楽があり、それでいてスポーツカーでは絶対に真似のできない「WLTCモード燃費36.0km/L」という(※ハイブリッドX 2WDの場合)、異常とすら言えるほどの燃費性能を実現させている。
「後席や荷室がちょっと狭い」という欠点はあるが、主に1~2人で乗る分には何ら問題はない。そして車両価格も安く、エントリーグレードである「ハイブリッドX 2WD」であれば220万円、中間グレードの「ハイブリッドG 2WD」を選んだところで232.1万円。近頃の新車としてはべらぼうに安い。ぜひ注目していただきたい新時代の(といっても2020年デビューだが)国民車候補である。
(次のページに続く)
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|伊達軍曹の記事|
>>【日本車か外車か問題】“輸入中古車評論家”を自称していた自動車ライターが「欧州車崇拝」をやめた理由
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