【新車で買えるのは3車種のみ】絶滅危惧種の国産ステーションワゴン…SUVやミニバンに受け継がれるその“血脈”とは
掲載 carview! 文:小林 和久(株式会社ヘンシュウシャ) 41
掲載 carview! 文:小林 和久(株式会社ヘンシュウシャ) 41
さて、その「レガシィツーリングワゴン」の1年前に登場したのがマツダ「カペラカーゴ」です。マツダって、だいたいブームのちょっと前に出してるんですよね。荷室に3列目シートが登場する個性的なステーションワゴンでした。その後、「アテンザ」「マツダ6」へと繋がっていきます。
そんなステーションワゴンブームに黙っちゃいられない! と言わんばかりに、1992年トヨタから登場したのが「カルディナ」です。事実上、「カリーナサーフ」(1989年)の後継モデルでしたが、その後、カルディナは2003年に「アベンシス」へとバトンタッチしました。
1990年登場の日産「アベニール」は、「スカイライン」や「ブルーバード」のワゴンの役割も担っていました。欧州では「プリメーラワゴン」という名称で販売され、日産からはさらに上級の「ステージア」も1996年に誕生しました。
ホンダ「アコードワゴン」は、3代目アコード「エアロデッキ」のやや後継的に1991年デビュー。北米で生産される日本における「輸入車」として販売されました。
三菱からは1993年に「ディアマンテワゴン」が登場しますが、ギャランのステーションワゴンと言えるよりスポーティな「レグナム」も1996年に登場します。
このように、各社がこぞってステーションワゴンを投入しましたが、今ではすっかり少数派となっています。
現在、新車で販売される国産ステーションワゴンは、トヨタでは「カローラツーリング」「カローラフィールダー」のみ(カローラフィールダーは2025年10月末で生産終了予定)。
「クラウンエステート」は「エステート」というステーションワゴンの別名称のようなネーミング(クラウンエステートは長年ステーションワゴンでした)ながらSUVに分類されています。
そしてブームを牽引したスバルからは「レヴォーグ」が発売中。
以上の3台です!
なんとも寂しい気がしますが、これは世界的に見ても同様で、ドイツを除けば、欧米各社ともステーションワゴンはラインアップが激減しています。ちなみにドイツでは、ステーションワゴンをBMWではツーリング、アウディはアバント、フォルクスワーゲンはバリアントなど各社それぞれの呼称があります。
この激減の理由は、もちろんユーザーがミニバンやSUVへと流れていったからにほかなりません。
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