日産氷上試乗会でノートe-POWERの価値を再確認。GT-RやZなども
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一
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この日はほかに、氷上の外周路でフェアレディZバージョンST(6MT)、GT-Rプレミアムエディション(6速DCT)、それにジューク・ニスモRS(CVT)などを走らせた。
Zは全幅のわりにホイールベースが短く曲がりやすい。その代わりトラクションをかけるのが難しい。Zより230kg重い1770kgのGT-Rはとにかく曲がりにくいが、4WDのおかげでトラクション性能に長けている。ただし、Zは最高出力336ps、GT-Rは同570psといずれも文句なくハイパワーのエンジンを積むが、氷上ではほとんど役に立たない。
その点、ジューク・ニスモRSの最高出力は190psに過ぎないが、1410kgと軽いので、ZやGT-Rより走らせやすい。加えてジュークのオールモード4×4-i(前後トルク配分が100:0~50:50と変化する)は、後輪左右のトルク配分をアクティブに100:0~0:100と変化させることができるトルクベクトル機能付きなので、実によく曲がるのだ。不本意ながら、ああ今これは自分の操作によって曲がっているのではなくシステムが曲げてくれているな、という場面を何度も感じ取ることができた。
氷上での挙動は、速度を上げれば舗装路でも再現されるはずで、氷上だけで見られる挙動やくせというのは理論的にはない。電子制御技術の発達とタイヤ性能の向上は、間違いなく現代のクルマの走行性能を上げるが、素性を隠してしまうことにもつながっている。ドライ路面で限界性能を確かめるには相当の環境とドライバーの腕が必要だが、氷上ではだれでも低い速度で安全にクルマの素性をつかみ取ることができる。ひとりでも多くの人に氷上ドライブの経験をオススメしたい。
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