【まるでドラマ】鴻海をけん制し、株価をV字回復させ、日産とホンダの統合を進める経産省の凄腕ぶり
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 108
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ここからはあくまで妄想です。
経済産業省としては、買収を阻止するためにまず日産の株価を回復させることが必要だったはずです。
実際に経営統合をするにはそれなりの期間を要しますし、株式市場に直接的に介入することはもちろんできません。
そこで、経済紙に経営統合の可能性をリークすることで、買収をねらう外国資本をけん制したのかもしれません。
これが事実かどうかはともかく、経営統合のニュースを受けて日産の株価は急速に回復し『お得感』は薄れています。
また、日産のバックに日本政府の影がチラついているとなれば、外交上の観点からも、海外企業が買収を強行するのは難しくなると思います。
繰り返しになりますが、あくまでこれは妄想です。
ただ、このようなシナリオを事前に描いていたとするなら、経済産業省の人々はとてつもなく有能であり、日本の国益を守るうえでの超ファインプレーと言えるでしょう。
妄想ついでに言えば、1990年代後半に日産が倒産の危機にあった際、フランス政府をバックにつけたルノーが日産を買収したことも無関係ではないかもしれません。
『あの時、日産を助けられなかった』という想いが経済産業省を突き動かしていたとしたら…と考えると少し胸が熱くなります。まぁこのようなナニワ節は経済ドラマの中だけの話とは思いますが。
いずれにせよ、最新のニュースではホンダと日産、そして三菱も視野に入れた巨大な経営統合が本格的に動き出していることを告げています。
この統合が自動車産業、そして日本国民にどのような影響をもたらすのかはまだわかりませんが、少なくとも、現時点で取り得る最善の選択肢のひとつであることは間違いありません」
(終わり)
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