現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「MTは楽しい!」はホントなのか? 「希少」3ペダル派から「機械を操る楽しみ」「私も乗り換えました」と共感の声も

ここから本文です

「MTは楽しい!」はホントなのか? 「希少」3ペダル派から「機械を操る楽しみ」「私も乗り換えました」と共感の声も

掲載 379
「MTは楽しい!」はホントなのか? 「希少」3ペダル派から「機械を操る楽しみ」「私も乗り換えました」と共感の声も

■慣れてしまうとむしろ「MT車のほうが運転がラク」の声も

 AT(オートマチックトランスミッション)全盛のなか、あえてMT(マニュアルトランスミッション)を選ぶ人たちは「運転が楽しい!」といい、こうした「少数派」の主張に共感する声も少なくないようです。
 
 今回は、MT派から寄せられたコメントを紹介します。

【画像】「えっ…!」これが現行国産モデルの「MT車」です(50枚以上)

 ここ最近、国産スポーツカー人気急騰の影響から、メーカーのラインアップにMTの設定がわずかながら増えています。

 2023年7月現在、国内メーカーの乗用車におけるMT車のラインアップは、トヨタでは「ヤリス」「GRヤリス」「GRカローラ」「GR86」「カローラアクシオ」「カローラフィールダー」「C-HR」があります。

 ホンダでは「N-ONE」「N-VAN」「シビック」「シビック タイプR」、日産は「フェアレディZ」、スバルは「BRZ」、マツダは「マツダ2」「マツダ3」「CX-3」「CX-30」「CX-5」「ロードスター」「ロードスターRF」、スズキでは「スイフト」「スイフトスポーツ」「ワゴンR」「ジムニー」「ジムニーシエラ」、ダイハツは「コペン」といった具合です。

 スポーツモデルではないクルマにもMT車が設定されているケースもあり、一時期の絶滅状態からやや脱しつつあります。

 とはいえ、日本で新車販売されるすべての乗用車に占めるMTの割合は1.4%(自販連、2019年データ)と極めて「少数派」でしかありません。

 日本トレンドリサーチの「普通自動車運転免許の取得」に関するアンケートによると、日本国内のAT限定免許証の取得比率は、30代以下は約64%、40代は約36%、50代以上は約26%だったとのこと。

 2%に満たないMT車比率の日本でも、30代以下で4割近くの人はいまだ「MT車の運転が可能な免許」を取得しているのが興味深いところといえます。

 ATとMTでもっとも大きな違いは「自分でギアを選択し、操作する」点にあります。

 ATでもパドルシフトなどで任意のギアを選択することができますが、MT車の場合は、エンジンをかける前にクラッチを踏んでスタートボタンを押し、エンジンがかかったらギアを1速に入れ、ゆっくりとクラッチを戻すといった、手と足の連動が必要不可欠となります。

 そしてその操作は、エンジン回転の高まりや速度の上昇に応じた細やかな調整をともないます。

 自ら積極的に機械を操作しコントロールする行為に、MT乗りのドライバーは楽しみを得ていると主張します。

※ ※ ※

 こうした“少数派”の意見に対し、共感する声は少なくないようで、SNSなどではMT車派に対するコメントが寄せられています。

 例えば「機械を操っている感覚はやめられない」「知ってる人しか味わえない楽しみです」「クルマとの対話ができます」など、多くの声があります。

 一方で「久しく乗ってないからまた乗れるのかなあ」「坂道発進できる自信がない」といったコメントも。

 そして「MTは安全」だとする主張も多く見られ、昨今報じられるアクセルとブレーキの踏み間違いにも有効だといいます。

「うっかりクリープで動くこともないし、クラッチペダルを離せばエンストして止まります」「MTは疲れるといいますが、手足を使うので渋滞でも眠くならずむしろ安全だと思います」などといい、実際に「定年後に最後に乗るクルマとしてMT車を選びました」という人もいました。

 また「30年ぶりにMT車へ乗り換えた」「子供の手が離れて、また戻りました」など、久しぶりにMTへ乗り換えたという声もあります。

 なかには「EV時代が来る前にもう一度乗りたかった」とのコメントもあり、MT車が「絶滅危惧種」と考えている人も少なくないようです。

 ふたたびMT車を手に入れた人たちからは「慣れてしまうとむしろMTのほうがラク」「エンブレも自在に効かせられることでこんなに運転しやすくなるのか! すっかり忘れていた!」との感想と共に「もうAT車には戻れない!」という声も多いようです。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ハイラックス買うなら必見!人気の年式やおすすめグレードまで【人気のクルマ中古購入ガイド】
ハイラックス買うなら必見!人気の年式やおすすめグレードまで【人気のクルマ中古購入ガイド】
グーネット
GRヤリスの3気筒ターボで300馬力超えって凄くない!? クルマの技術・装備はどのくらい進化した?
GRヤリスの3気筒ターボで300馬力超えって凄くない!? クルマの技術・装備はどのくらい進化した?
ベストカーWeb
彼女の2台目となるダイハツ「コペン」は「ザク」をイメージ! 最初の愛車は東日本大震災の津波で流され…仲間に協力してもらいカスタムしてきました
彼女の2台目となるダイハツ「コペン」は「ザク」をイメージ! 最初の愛車は東日本大震災の津波で流され…仲間に協力してもらいカスタムしてきました
Auto Messe Web
『サーキットの狼』の中でもランボルギーニ「ミウラ」は別格だった! 憧れの地「ミウラ牧場」を訪ねる夢を実現しました【極私的スーパーカーブーム】
『サーキットの狼』の中でもランボルギーニ「ミウラ」は別格だった! 憧れの地「ミウラ牧場」を訪ねる夢を実現しました【極私的スーパーカーブーム】
Auto Messe Web
充分に濃い「旨味」 ケータハム・セブン CSR 20へ試乗 213psと5速MTに620kg 過去1番に快適!
充分に濃い「旨味」 ケータハム・セブン CSR 20へ試乗 213psと5速MTに620kg 過去1番に快適!
AUTOCAR JAPAN
1210万円からトヨタ「ハイラックス」が超カッコいいキャンピングカーに! 2025年もっとも注目の「アストラーレGX4」を紹介します
1210万円からトヨタ「ハイラックス」が超カッコいいキャンピングカーに! 2025年もっとも注目の「アストラーレGX4」を紹介します
Auto Messe Web
アリババで「フェラーリのボディ」が“丸ごと”買える! だからクラッシュしても安心!? ランボやベントレーのパーツも充実した「ワケあり業者の正体」とは
アリババで「フェラーリのボディ」が“丸ごと”買える! だからクラッシュしても安心!? ランボやベントレーのパーツも充実した「ワケあり業者の正体」とは
VAGUE
三菱「デリカD:5」にポップアップルーフ装備車があった!? 西尾張三菱自動車販売から購入した「D:POP」で日本全国を走って楽しんでます
三菱「デリカD:5」にポップアップルーフ装備車があった!? 西尾張三菱自動車販売から購入した「D:POP」で日本全国を走って楽しんでます
Auto Messe Web
出口まだ…? 世界最長の道路トンネル 10選 巨大な地下建設プロジェクト
出口まだ…? 世界最長の道路トンネル 10選 巨大な地下建設プロジェクト
AUTOCAR JAPAN
最新ミニの安全性は? ユーロNCAPで新型「ミニ・カントリーマン」をテスト!
最新ミニの安全性は? ユーロNCAPで新型「ミニ・カントリーマン」をテスト!
VAGUE
【第4回】浜先秀彰の絶対的カーグッズ!:ディスプレイオーディオのススメ
【第4回】浜先秀彰の絶対的カーグッズ!:ディスプレイオーディオのススメ
AUTOCAR JAPAN
綺麗なオイルを入れたのに秒で真っ黒! 乗用車と違いトラックのエンジンオイルがすぐに汚れるワケ
綺麗なオイルを入れたのに秒で真っ黒! 乗用車と違いトラックのエンジンオイルがすぐに汚れるワケ
WEB CARTOP
高速道路に「激レアの“青い”通行券」が存在するって本当ですか? どうすれば貰えるのでしょうか。
高速道路に「激レアの“青い”通行券」が存在するって本当ですか? どうすれば貰えるのでしょうか。
乗りものニュース
2024年に「消えたクルマ」何があった? 「超人気車」&異例の「ロングセラーモデル」にも幕… 惜しまれつつ「生産終了したクルマ」とは
2024年に「消えたクルマ」何があった? 「超人気車」&異例の「ロングセラーモデル」にも幕… 惜しまれつつ「生産終了したクルマ」とは
くるまのニュース
クラウン クロスオーバーRSはクラウンを名乗らなきゃよかったってガンさんなぜ!? 黒沢元治×石田貴臣【動画】
クラウン クロスオーバーRSはクラウンを名乗らなきゃよかったってガンさんなぜ!? 黒沢元治×石田貴臣【動画】
WEB CARTOP
スバルの斬新モデル「“丸目”のカサブランカ」が凄かった! 伝統の「水平対向エンジン×四輪駆動」採用! 高級感あふれる“走り”実現する「超レトロ風モデル」に反響あり!
スバルの斬新モデル「“丸目”のカサブランカ」が凄かった! 伝統の「水平対向エンジン×四輪駆動」採用! 高級感あふれる“走り”実現する「超レトロ風モデル」に反響あり!
くるまのニュース
2025年箱根駅伝で交通規制…迂回路や渋滞回避について下調べ必要 1月2-3日
2025年箱根駅伝で交通規制…迂回路や渋滞回避について下調べ必要 1月2-3日
レスポンス
2025年はランボルギーニ・ポロストリコの10周年! 2024年の活動報告…ファイティングブルのクラシックカー事業の重要性とは?
2025年はランボルギーニ・ポロストリコの10周年! 2024年の活動報告…ファイティングブルのクラシックカー事業の重要性とは?
Auto Messe Web

みんなのコメント

379件
  • ATどころか自動追従装置まで出来てきた現在、これって今の時代の要請だと思いますよ。
    自動追従がどれだけ楽か。
    MT好きは世の中にいる一部の飛ばし屋か変わり者でしょう。
  • 高齢者のMT自慢大会の会場はこちらでしょうか?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村