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アストン新型ヴァンテージは想像以上に好ハンドリングの真性スポーツ

アストン新型ヴァンテージは想像以上に好ハンドリングの真性スポーツ

アストンマーティン ヴァンテージ

ヴァンテージのポジションはピュアスポーツ

2014年にアンディ・パーマーCEO体制となって以来、まさに破竹の勢いを見せているアストンマーティンは、今後SUVを含む数多くのニューモデルを投入していくと宣言している。とは言え、核となるのはもちろんスポーツカー。そのラインナップについては、同じような内容で同じように見える大中小を揃えるのではなく、各モデルのキャラクターをより明確に分けていくという方針だ。

先に登場したDB11は、オーセンティックなGT。デザインも走りも大きく飛躍したが、ポジショニングとしては従来とほぼ同様の、アストンマーティンの王道路線と言っていい。では新型ヴァンテージは、どこを目指したのか。狙いはずばり、ピュアスポーツである。

あれこれ説明するまでもなく、そのデザインを見ればコンセプトは一目瞭然だろう。美しいクーペフォルムは紛れもないアストンマーティンのそれ。涼しげな目元などには、ボンドカー“DB10”の面影もある。しかしながらオーバーハングが切り詰められ、ワイド化されたボディの四隅に大径タイヤが収められたプロポーションは見るからにアスリート。そこに、いかにも多くの空気を導き入れそうな、伝統を再解釈した大型フロントグリル、ホイールハウス内の空気を効果的に排出するためのサイドのエラのような凹み、更には巨大なリアディフューザーといったディテールが組み合わされて、全身でスポーツ性が表現されている。

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