市販車ニュル最速タイムを記録した「ウラカン・ペルフォルマンテ」の実力
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:ランボルギーニ・ジャパン
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:ランボルギーニ・ジャパン
今や世の高性能車やスポーツカーの総合的な能力を示す最も有効な指標となっている感のある、ドイツ・ニュルブルクリンクの全長20.8kmに及ぶ北コース、ノルトシュライフェのラップタイム記録。そこに去年の秋、大きな変化があった。
レーシングカーやサーキット専用車を除いた市販ロードカー部門でこれまで最速の記録は、2013年9月4日にポルシェ918スパイダーがマークした6分57秒というタイムで、これはしばらく破られることはないだろうと言われていた。
ところがそれからおよそ3年後の2016年10月5日、ランボルギーニ ウラカン・ペルフォルマンテなるスポーツカーが、918のタイムをほとんど5秒も短縮する6分52秒01のラップを記録、世界を驚かせたのだった。
では、ウラカン・ペルフォルマンテとはどういうクルマか、という話をする前に、前記録保持車、ポルシェ918スパイダーはいかなるクルマか。パワートレーンは4.6リッターV8と2基の電気モーターによるハイブリッドで、モーターのひとつが前輪を受け持つ4WD。エンジン出力は608ps、モーターを加えたトータルのパワーは887ps。車重1674kgで、パワーウエイトレシオは1.89kg/ps、0-100km/h加速は2.6秒、最高速は345km/hとされる。
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