ポルシェ マカン、アウトバーンで実力チェック
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:ポルシェジャパン
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:ポルシェジャパン
続いて乗ったのは「マカン ターボ」の20インチタイヤ+PASM仕様。最高出力400psの3.6L・V型6気筒ターボエンジンは、やはりマカンSのそれより刺激が強く、低速域からピックアップも良好。特に3500rpm辺りから先のまるでそのまま離陸しそうなほどの伸びは、まさにポルシェ・ターボだ。
本当はウインタータイヤではやってはいけないのだが、あまりの加速の勢いに瞬間的に速度計は257km/hまで達してしまった。スペック上の最高速は266km/h。これはもう掛け値無しの数字と言えそうである。
やや引き締められた乗り心地は、フワリとした部分が無くなって、むしろより快適と感じられた。スタビリティも上々。安心して200km/hオーバーを維持できる。100km/h巡航など鼻歌まじりだ。
更にその後、ライプツィヒ工場のテストコースでも、サマータイヤを履くターボを試すことができた。フットワークはさすがポルシェらしく「SUVにしては」なんて注釈は不要。本気でコーナーの連続を攻められる。ステアリングは素晴らしく正確で、旋回中の前後バランスもまるで後輪駆動車のよう。今回はオフィシャル動画にあるようなドリフトは試させてはもらえなかったが、確かにソノ気にさせられるハンドリングなのだ。オフロード性能だって期待よりはるかに高いのに。
また、ここでだけ試せたエアサスペンションが、極上の乗り心地を実現していたことも記しておきたい。サーキットを走る気なら要らないだろうが、もし自分で買うならゼヒ選びたいと思った。
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