最新ケータハムに試乗 シビれる軽量スポーツ
掲載 更新 carview! 文:石井 昌道/写真:ケータハムカーズ・ジャパン
掲載 更新 carview! 文:石井 昌道/写真:ケータハムカーズ・ジャパン
超がつくほどプリミティブなスポーツカーとして息の長い人気を誇っているケータハム・セブン。その祖先は1957年に発売されたロータス・セブンだから、そこから数えれば57年目に突入するという長寿モデルだ。
長い歴史のなかで、フォード製を中心に様々なエンジンが搭載されてきたが、2013年9月のフランクフルト・モーターショーで発表されたのはナント、新たに日本のスズキからエンジンが供給されるということ。それも軽自動車用の660ccターボだというから驚きだ。東京モーターショーではホンダ・ビート復活版といえるS660やダイハツ・コペンの2代目がお披露目されたことも含め、景気が良かった約20年前の軽スポーツカーの時代が再び訪れようとしている。
ケータハム・セブンにスズキの660ccターボを搭載したモデルの車名はショーの段階で「165プロトタイプ」。最近になってケータハムは車名をパワー・トゥ・ウエイトレシオ(車両重量1トンあたりの最高出力)で表すようになった。セブンは車両重量が約500kgで80psだというのが165の根拠(最後の5はユーロ5対応。160も存在する)。そう、スズキ660ccターボはCTI(ケータハム・テクノロジー&イノベーション)によってチューニングされているのだった。
そうなると気になるのが日本で乗る場合のナンバープレート。80psでは白い普通のナンバーになってしまう。だが、日本向けの基本は嬉しいことに64psで黄色ナンバーで乗れる。車名はパワー・トゥ・ウエイトレシオが変わることに伴って「130」となる。
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