新型911GT3海外試乗 先代を大幅上回る速さ
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:ポルシェジャパン
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:ポルシェジャパン
試乗会でも各国のジャーナリストから質問攻めとなっていたのは「なぜMTを廃止したのか」という疑問であった。ポルシェは「ピュアリズムかパフォーマンスか」という選択を迫られたと正直に告白している。しかも、GT3専用に開発されたPDKはシフトアップ&ダウンの所要時間が0.1秒と素早く、プロドライバーも敵わない。また、GT3はレーシングカーと同じように前方に押すとシフトダウン、手前に引くとシフトアップなので、シフトミスからも開放された。
その結果ドライビングに集中できるので、走行ラインを正確にトレースできる。GT3オーナーのこんなライフスタイルが目に浮かぶ…「サーキットでビジネススーツからレーシングスーツに着替え、ゆっくりとピットロードを後にする。タイヤが温まるのを待って、GT3のパフォーマンスをサーキットで楽しむ。PDKによって集中力が増したおかげで、一周も走らないうちに体内にはアドレナリンが充満した。走行後は汗をシャワーで流してビジネススーツに着替え、午後からの会議に出席するために都心に戻っていく。GT3は何事もなかったようにいつもの従順なスポーツクーペに戻ってくれた。」
これがGT3オーナーの理想的なライフスタイルではないだろうか。MTでは速さに限界があるし、200km/h以上のコーナーではドライバーにシビアな操作を強いることになる。PDKはミスがない。その分、安全にハイスピード走行が可能なのだ。これがポルシェがMTを廃止した理由である。さらにPDKなら油圧を使った電子制御LSDを使うことができるが、MTでは同機能が使えない。いまさらメカニカルLSDでもないだろう。
ユニークな機能はPSMをカットした時だけ有効な「パドルニュートラル」だ。両方のパドルを引くとギアはニュートラルに入る。濡れた路面を走っているときエンジンとタイヤを切り離して、タイヤのコーナーリングフォースを向上させることができるのだ。
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