新型プレマシーに試乗 マツダの走りに変化が!?
掲載 更新 carview! 文:伏木 悦郎/写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:伏木 悦郎/写真:中野 英幸
試乗車には3種のタイヤが用意されていた。基本1ボディでパワートレインも共通。随分贅沢(無駄)なことを…そう考えて不思議のないところだ。車種構成は当面FFのみで、下から20CS、20E、20S。CSとEが195/65R15タイヤ+スチールホイールを標準装着(アルミホイールがオプション設定)。Sグレードは205/55R16を標準設定とし、205/50R17と195/65R15が選択可能(すべてアルミホイール)になっている。
さらに大まかに仕分けると、CSはアイドリングストップのi-STOPや横滑り防止装置DSCを省いた“素”の状態で、現実的な量販モデル。EとSが開発陣推奨のレギュラーとプレミアムということになる。こだわりには当然意味があるのだろう…即座に意を汲み、15インチタイヤを履く20Eから走らせることにした。
今回、新型プレマシーの開発チームが試乗の舞台に指名したのは箱根。あえて全国有数のファンtoドライブ環境をロケーションに選んだのは、それなりの自信の表われだろう。
そういうことなら、評価も当然厳しくなろうというものだが、動き出しの瞬間の「?」が「!」に変わるのにそれほど時間を必要としなかった。
より厳密に言えば、乗り心地は当たりが柔らかで、ステアリングに伝えられる手応えも穏やかだ。明らかにタイヤの(サイズとキャラクターの)影響と理解できる乗り味には、ある種の“緩さ”を感じる。
(アクセルを)踏めばパッと出て(ステアリングを切ると)キュッと曲がる感覚をスポーツフィールと捉え、それこそがZoomZoomだと了解しているコアなマツダファンは納得するだろうか? 僕はちょっと気になるファーストインプレッションに意識を集中することにした。
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