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最新TSI+7速DSG搭載 ゴルフEの後継に試乗!

DSGが7速へと多段化

今年中にフルモデルチェンジか?と噂されるVW・ゴルフだが、現行モデルの進化の勢いはいまだに止まらない。次期ゴルフは現行のメカニズムを数多く継承するだろうから、このモデルでの進化と熟成に余念がないのだろう。そんなVWの動きを象徴するようなゴルフの最新作を、今回はスペインのバルセロナで試乗した。このモデルは間もなく日本に導入され、これまでの最廉価版「ゴルフE(1.6リッター)」に取って代わるという位置づけ。それが「1.4リッターTSI+7速DSG」を搭載するモデル(日本名は未定)だ。

最大の特徴は何といっても、7速DSGの搭載。VWでは「R32」から搭載がはじまったDSGは、その後「ゴルフGTI」等に積まれて一気に広まり、最近では昨年発売された「ゴルフGT TSI」で大ブレイクし、生産実績もすでに100万台を超える自動2ペダルMT。ツインクラッチにより従来の自動MTでは実現できなかったATのような途切れない加速とMTならではの低燃費を実現したことで、自動2ペダルMTの最優秀選手と誰もが認める変速機だ。

そんなDSGはこれまで6速だったわけだが、今回から新たに7速化された。もちろん単にギアの枚数を増やしたのではなく新開発である。というのも7速DSGは量販クラスに搭載するために開発されたもので、従来までのものとは機構が異なる。最大の違いは6速ではクラッチプレートを冷却する湿式クラッチを用いたのに対し、7速ではオイルを使わない乾式クラッチを用いること。これによってオイルが不要となるため、そのための機構が不要となる。結果として6速から1速増えた7速ながら、小さくコンパクトになり、重量も6速の93kgから77kgと軽量になった。

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