ポルシェのEV・タイカンにはカレラやターボというグレード名が存在。頂点モデルは0-100加速2.8秒
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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ちなみに最高速度は両モデル共に260km/hでリミッターが働く。このパフォーマンスをもたらすのはフロントおよびリアに組み込まれた2基の電気モーターで前が190kWと440Nm、後ろには335kWと610Nmを発生する(数字はいずれも暫定値)。そしてこの2基の電気モーターにエネルギーを供給するのがLG化学製の408個のセルを34基のモジュールに分けた高電圧バッテリーで、電力量は96kWh、最高出力は620kW、定格電圧は723Vと発表されている。
フル充電時の最大航続距離はWLTPで450~500km、800Vシステムのお陰で5分間の充電で100kmの航続距離が得られる。さらにチャージングプランナーという充電管理ソフトによって、試乗した日のような気温30度では5%~80%までの充電を22分30秒で終えることができる。もちろん冬はそれなりの時間が必要で、0度ではおよそ2倍の40分~45分が必要だ。バッテリーには8年間、あるいは16万キロメートルの保証がつく。しかし実際には10年間の使用でも70%の残存キャパシティがある。
2020年の初頭から発売が予定されているタイカンの価格はベースモデルのカレラ(後輪駆動でシステム出力340ps)がおよそ8万~9万ユーロ(約950~1100万円)と予想されている。
※取材記者が独自に入手した非公式の情報に基づいている場合があります。
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