新型A1を先行取材。その進化はポロやミニの牙城を崩すために
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
アウディのエントリー・モデルとして2010年に登場した「A1」だが、 その道程はそう容易いものではなかった。と言うのはこのサブコンパクト・セグメント(Bセグ)の王道には「VW ポロ」、そしてもう一方のプレミアムではBMWがプロデュースした「ニュー ミニ」が年間30万台を目指して君臨している。アウディには2005年で生産を中止した「A2」という負の経験があるので、ことエントリー・モデルに対しては慎重にならざるを得なかったのである。
そんなわけで最初の「コンセプト A1」は 2007年の東京モーターショーに「メトロプロジェクト クワトロ」という名称で3ドア版が登場した。そして翌年のライプツィヒモーターショーで初めて「A1プロジェクト・クワトロ」と販売を示唆する名称が与えられた。さらに同じ年のパリサロンで5ドアのスポーツバックも公開された。
「VW ポロ」と同じPQ25プラットフォームがベースで、生産はアウディのベルギー工場。発売は冒頭に述べたように2年後の2010年だった。果たして立ち上がりは芳しくなく、ミニの後塵を拝することとなり、2011年6月23日にようやく10万台目が出荷された。しかし、その後は「S1」に代表されるバリエーションを追加、なんとか軌道にのってきた。また、2015年にはフェイスリフトを受けて現在に至っている。
ところが、不思議なことにアウディは2018年5月、まだ次期モデルの発表前にベルギー工場での生産を中止しており、在庫分の販売にとどまっていた。アウディの発表によれば8年間で83万台が出荷されている。
そして今回、正式な2世代目のA1が発表されたのである。ニューA1はVWグループの最小共通モジュール、すなわちMQB A0が使用されている。すなわちポロと共通でより広いキャビン、最新のインフォテインメント、3気筒および4気筒エンジンの組み合わせが可能になっている。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
トヨタ新型「“タフ”ミニバン」発表! 斬新“大口顔”が超カッコイイ! MT&アンダー320万円設定ありの「プロエース“シティ”」墨に登場
「南海フェリー」がトラック乗りの強い味方に! 始発便の「早乗り」がドライバーに優しいサービスだった
愛車の履歴書──Vol41. 大黒摩季さん(後編)
テインから『ギャランフォルテス』用車高調「ストリートアドバンスZ」が発売
わがままを叶えてくれるプレミアムSUV──新型レクサスNX350“F SPORT”試乗記
なぜ「ペダル踏み間違え」起きる? 原因はどこにある? 相次ぐ「重大事故」は“高齢者”特有の問題ではない! 有効な「対策法」はあるのか
カーメイト、新型ワイドリアビューミラー発売…ホンダ WR-V などに対応
ミック・シューマッハー、来季F1復帰の可能性はあるのか?「それが僕の目標だけど……僕がコントロールできることじゃない」
神奈中の赤い「連節バス」ついに横浜へ登場 箱根駅伝ルート経由で駅 団地結ぶ
エンジン車が生き残れる夢の燃料【石井昌道の自動車テクノロジー最前線】
便利な「ベンリイ号」に見るホンダのチャレンジ精神! 1955年にアールズフォーク採用!?
雨のル・マンを制したポルシェのリエツ「前にも似たような状況を戦った」自身5度目のGTクラス勝利
【2025年登場】次期「カローラ」の主力は「カローラクロス」に。BEVとPHEVも追加か
“リアル真子”が碓氷峠でドリフトをキメた日。モントレーで感じた成長への確かな手応え【下田紗弥加 全日本ラリーへの挑戦】
【ディーラー直撃】新型「フリード」価格詳報! 最安250万8000円、一番人気は「エアーEX」
「アメリカで軽トラが人気!」に見る“日本凄い”説のバカバカしさ。農家の下駄は本当にブレーク中?
【600万円超え】久々の高級ワゴン「クラウンエステート」が北米価格発表。新画像と日本発売情報も
【一人乗りもあります】配送からアウトドアまで ホンダの新商用バン「N-VAN e:」10月10日発売
コスパ王「ホンダ WR-V」の想像以上のスッピン感とその理由。最安Xグレードは誰におススメ?
【408万円から】新型「ミニ クーパー 5ドア」発売 新デザイン&最新装備でまた人気となるか?
【どうした日産!?】ノートオーラがデザイン一新。ギラギラ顔にモノグラム柄シートで大胆イメチェン