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新型カイエン速攻試乗。コンサバデザインだが走り&先進装備が進化

エアブレーキにもなる電動ルーフスポイラー

新型カイエンのボディサイズは全長が63mm長く、全高が9mm低くなった。また外観上の特徴としてルーフスポイラーがターボに追加された。この空気整流システムは160km/hのパフォーマンス・ポジションで6度(+20mm)起き上がり、最高速度までリア・アクスルにダウンフォースを与え、コーナリングなどで車体を安定させる。

一方、オプションのパノラマ・ルーフを開けた場合、160km/h以上になるとさらに19.9度(+60mm)まで立ち上がりキャビン内への空気の乱入を防ぐ。さらにエアーブレーキ・ポジションでは170km/hから270km/hの間でブレーキを掛けると28.2度(+80mm)ともっとも急な角度を保ち、リア・アクスルにさらなるダウンフォースを与えて車体を安定させると同時に制動力も高めることができる。250km/hからのブレーキングで制動距離がおよそ2メートル短くなると発表されている。今回のテストでは、試す事ができなかったが、面白いアイデアであることは確かだ。

重量は前述したような様々な追加装備にも関わらず最大で65kg軽くなっているが、これはアルミとスチールの効果的な採用によるものだ。

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